AN 802: インテル® Stratix® 10 SoC デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683117
日付 4/17/2019
Public
ドキュメント目次

5.5.2. ソースコード管理における考慮事項

GSRDのビルドプロセスは、オンラインで入手可能ないくつかのGitツリーに依存しています。以下にその一部を示します。

表 11.  Gitツリーのリンク

Gitツリー

リンク

インテルSoC FPGA Linuxカーネル

https://github.com/altera-opensource/linux-socfpga

インテルSoC FPGA Linuxデザイン

https://github.com/altera-opensource/linux-refdesigns

インテルSoC FPGA Angstromレシピ

https://github.com/altera-opensource/angstrom-socfpga
注: インテルは、Linux*の有効化、メインラインへのアップストリームおよびLinux*コミュニティーとのコラボレーションを行っています。インテルでは、最新の安定版カーネル (N) および最新のLTSIカーネル (M) の2つのカーネルバージョンを提供し、以前のLinux*カーネルバージョン (N-1、M-1) のサポートを終了します。N、N-1、M、M-1バージョンはいつでもカーネルのリポジトリーから入手可能です。古いカーネルのバージョンは削除されます。

ガイドライン: インテル・オープンソース・サイトにあるリポジトリーのコンテンツが永続的に利用可能であると想定せず、独自にGitリポジトリーを管理してください。Gitリポジトリーの管理は、Gitサービス・プロバイダーを利用するなどさまざまな方法で実現できます。独自のGitリポジトリーを管理する利点には、ビルドの再現性、ソースコードの管理、Gitによって有効になった分散モデルの活用などがあります。

GSRDは、Yoctoレシピを使用し構築されたAngstromのrootfilesystemを使用します。レシピはさまざまなオープンソースのパッケージ・ソースを取り込み、それらをrootfilesystemに構築しています。これらのレシピの一部は汎用であり、特定のバージョンを参照しないため、最終結果はビルドごとに異なる場合があります。

ガイドライン: Angstromのrootfilesystemを再構築し、再現性が必要な場合は、ビルドに使用したYoctoダウンロード・フォルダーのコピーを保持しておく必要があります。