インテルのみ表示可能 — GUID: vad1501782173435
Ixiasoft
5.1. 概要
5.2. ソフトウェア開発プラットフォームのコンポーネントの組み立て
5.3. ゴールデン・ハードウェア・リファレンス・デザイン (GHRD)
5.4. アプリケーションのオペレーティング・システムの選択
5.5. Linuxに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.6. ベアメタル・アプリケーションに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.7. パートナーOSまたはRTOSに向けたソフトウェア開発プラットフォームの構築
5.8. ブートローダー・ソフトウェアの選択
5.9. 開発、デバッグ、およびトレースに向けたソフトウェア・ツールの選択
5.10. ブートおよびコンフィグレーションにおける考慮事項
5.11. システムリセットにおける考慮事項
5.12. フラッシュの考慮事項
5.13. エンベデッド・ソフトウェアのデバッグとトレース
5.14. インテル® Stratix® 10 SoC FPGA向けエンベデッド・ソフトウェアのデザイン・ガイドライン改訂履歴
インテルのみ表示可能 — GUID: vad1501782173435
Ixiasoft
2.3.1.1.1. RMII
RMIIは、システムに同期する50 MHzの単一中央クロックソース (REF_CLK) をすべてのポートの送信パスおよび受信パスに使用します。これは、各ポートのTX_CLKとRX_CLKのソース・シンクロナスのクロック・ペアではなく、単一のボード・オシレーターをデザインで使用できるため、ポート密度が高いシステムにおいてシステムのクロックを簡素化しピン数を低減します。
RMIIは2ビット幅の送信および受信データパスを使用します。すべてのデータおよび制御信号は、REF_CLK立ち上がりエッジに同期しています。RX_ER制御信号は使用されません。10 Mbpsモードでは、データおよび制御信号はすべて、10 REF_CLKクロックサイクル間有効に保たれます。
図 1. RMII MAC/PHYインターフェイス
インターフェイス・クロック・スキーム
EMACおよびRMII PHYは、50 MHzのREF_CLKソースを提供できます。HPS_OSC_CLK入力などの既存のクロックソースを使用することで、内部PLLはシステムのクロック・デザインをさらに簡素化し、クロックソースの追加を不要にします。
この章では、HPS EMACまたはPHYをソースとするREF_CLKのデザインシナリオを説明します。
ガイドライン: アプリケーションのREF_CLKソース選択に関する詳細は、PHYデータシートを確認してください。
注: 選択したPHYがアプリケーションのREF_CLKクロック・スキームをサポートしていることを確認してください。PHYのデータシートで指定されている要件および考慮事項に注意してください。
REF_CLKのソースには、次の2つの方法のいずれかを使用することができます。
- HPSをソースとするREF_CLK
- PHYをソースとするREF_CLK
図 2. HPSをソースとするREF_CLKこのスキームでは、EMACのHPS RMII I/O TX_CLK出力を、HPS RMII I/O RX_CLK入力およびPHY REF_CLK入力に接続します。
図 3. PHYをソースとするREF_CLKこのスキームでは、PHYのREF_CLK出力をEMACのHPS RMII I/O RX_CLK入力に接続します。EMACのHPS RMII I/O TX_CLK出力は未接続にします。REF_CLKソースを提供できるPHYは通常、ピン・ブートストラップを介してそのようにコンフィグレーションされ、REF_CLKを生成するための外部水晶またはクロック入力を必要とします。