インテルのみ表示可能 — GUID: nik1410564951980
Ixiasoft
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7.3. トランザクション層のエラー
エラー |
種類 |
説明 |
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Poisoned TLP received |
訂正不可、致命的でない |
このエラーは、受信したトランザクション層のパケットにEPポイズンビットが設定されている場合に発生します。 受信したTLPはアプリケーション層に渡され、アプリケーション層のロジックはPoisoned TLPに対して適切な動作を実行する必要があります。Poisoned TLPの詳細については、PCI Expressの基本仕様 の「2.7.2.2 Rules for Use of Data Poisoning」を参照してください。 |
ECRC check failed (1) |
訂正不可、致命的でない |
このエラーは、TLPが不正な形式ではなく、LCRCチェックが有効であるにもかかわらず、ECRCチェックが成功しなかった場合に発生します。 ハードIPブロックは、このTLPを自動的に処理します。 TLPがノンポステッド要求である場合、ハードIPブロックはCompleter Abortステータスを持つコンプリーションを生成します。すべての場合において、TLPはハードIPブロック内で削除されるため、アプリケーション層には提示されません。 |
Unsupported Request for Endpoints |
訂正不可、致命的でない |
このエラーは、コンポーネントが次のサポートされていない要求のいずれかを受信するたびに発生します。
すべての場合において、TLPはハードIPブロック内で削除されるため、アプリケーション層には提示されません。TLPがノンポステッド要求である場合、ハードIPブロックはUnsupported Requestステータスを持つコンプリーションを生成します。 |
Unsupported Requests for Root Port |
訂正不可、致命的 |
このエラーは、コンポーネントが次のサポートされていない要求のいずれかを受信するたびに発生します。
|
Completion timeout |
訂正不可、致命的でない |
このエラーは、アプリケーション層からの要求が、確立された時間内に対応するコンプリーションTLPを生成しない場合に発生します。アプリケーション層ロジックの役割は、コンプリーション・タイムアウト機構を提供するすることにあります。コンプリーション・タイムアウトはcpl_err[0]信号を使用してトランザクション層から報告されるべきです。 |
Completer abort (1) |
訂正不可、致命的でない |
アプリケーション層は、TLPの受信を停止する際、cpl_err[2]信号を使用してこのエラーを報告します。 |
Unexpected completion |
訂正不可、致命的でない |
このエラーは予期せぬコンプリーション・トランザクションにより発生します。ハードIPブロックは、次の条件を処理します。
すべての場合において、TLPはハードIPブロック内で削除されるため、アプリケーション層には提示されません。 アプリケーション層は、cpl_err[2]を使用して他の予期せぬコンプリーション条件を検出・報告することが可能です。たとえば、アプリケーション層は、受信した良好なコンプリーションが元のリード要求の長さと一致しない場合、そのことを報告することが可能です。 |
Receiver overflow (1) |
訂正不可、致命的 |
このエラーは、この種類のTLPに割り当てられたFCクレジットに違反するTLPをコンポーネントが受信した場合に発生します。すべての場合において、TLPはハードIPブロック内で削除されるため、アプリケーション層には提示されません。 |
Flow control protocol error (FCPE) (1) |
訂正不可、致命的 |
このエラーは、コンポーネントが制限を200μsとする更新フロー・コントロール・クレジットを受信しない場合に発生します。 |
Malformed TLP |
訂正不可、致命的 |
このエラーは、次のいずれかの条件によって発生します。
不正なTLPはハードIPブロック内で削除されるため、アプリケーション層には提示されません。 |
注:
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