PCIeソリューションに向けた Arria V Avalon-MMインターフェイス: ユーザーガイド

ID 683773
日付 5/21/2017
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ドキュメント目次

5.8.5. ルートポートTLPデータレジスター

TLPデータレジスターは、ルートポートがコンフィグレーションTLP、I/O TLP、およびシングルdwordメモリー読み出しおよび書き込みリクエストの構築に使用するデータをアプリケーション・レイヤーが指定することが可能となるメカニズムを提供します。次に、ルートポートは、TLP Directチャネル上のTLPを駆動して、コンフィグレーション・スペース、I/Oスペース、あるいはエンドポイント・メモリーにアクセスします。

図 27. ルートポートTLPデータレジスター
注: Avalon‑MMポートによってAvalon‑MMブリッジに実装された高性能TLPは、ルートポートに対しても使用可能です。このTLPについての詳細情報は、Avalon-MMブリッジTLPを参照してください。
表 62.  ルートポートTLPデータレジスター-0x2000~0x2FFF

ルートポート・リクエスト・レジスター

アドレス範囲: 0x2800~0x2018

アドレス

ビット

名称

アクセス

説明

0x2000

[31:0]

RP_TX_REG0

W

TX TLPの下位32ビットです。

0x2004

[31:0]

RP_TX_REG1

W

TX TLPの上位32ビットです。

0x2008

[31:2]

予約

[1]

RP_TX_CNTRL.EOP

W

1'b1を書き込み、パケットの終わりを指定します。このビットを書き込むことでFIFO内で対応するエントリーが解放されます。

[0]

RP_TX_CNTRL.SOP

W

1’b1を書き込み、パケットの始まりを指定します。

注: SOPおよびEOPサイクルを除くパケット内のすべてのサイクルで、ビット[1]と[0]は両方とも0になります。

0x2010

[31:2]

予約

 

[1]

RP_RXCPL_STATUS.EOP

R

1’b1の場合、コンプリーションTLPのデータがアプリケーション層による読み込みに対して、readyであることを示します。アプリケーション層は、コンプリーションTLPの最後のデータがいつ利用可能となるのかを決定するために、このビットをポーリングする必要があります。

 

[0]

RP_RXCPL_STATUS.SOP

R

1’b1の場合、コンプリーションTLPのデータがアプリケーション層による読み込みに対して、readyであることを示します。アプリケーション層は、コンプリーションTLPがいつ利用可能となるのかを決定するために、このビットをポーリングする必要があります。

0x2014

[31:0]

RP_RXCPL_REG0

RC

コンプリーションTLPの下位32ビットです。このビットを読み込むことでFIFO内でこのエントリーが解放されます。

0x2018

[31:0]

RP_RXCPL_REG1

RC

コンプリーションTLPの上位32ビットです。このビットを読み込むことでFIFO内でこのエントリーが解放されます。