PCIeソリューションに向けた Arria V Avalon-MMインターフェイス: ユーザーガイド

ID 683773
日付 5/21/2017
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ドキュメント目次

10.1. トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアの接続

トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアはVシリーズのデバイスで利用可能で、IP CatalogのInterface Protocols/Transceiver PHYカテゴリーにあります。トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーをインスタンス化すると、Enable offset cancellation blockおよびEnable PLL calibrationオプションがデフォルトでイネーブルされます。

トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアのソフトウェア・ドライバーであるAltera PCIe Reconfig Driver IPコアは、Interface Protocols/PCIeのIP Catalogにおいても使用可能です。PCIe Reconfig Driverは、デザインが異なるリコンフィグレーション機能を必要とする場合に変更が可能なように、クリアテキストで実装されています。

注: トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアをプログラミングするには、デザインにソフトウェア・ドライバーを含める必要があります。
図 33. Altera Transceiver Reconfiguration Controllerの接続次の図は、トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーのインスタンスと×4バリアントのPCI Express用のPHY IPコアのインスタンス間の接続を示しています。

この図が示すように、reconfig_to_xcvr[ <n> 70-1:0]バスとreconfig_from_xcvr[ <n> 46-1:0]バスは2つのコンポーネントを接続しています。100~125 MHzのフリーランニング・クロックをトランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアのmgmt_clk_clkクロック入力に提供する必要があります。

最初に、各レーンとTX PLLに個別のリコンフィグレーション・インターフェイスが必要となります。パラメーター・エディターは、この番号をメッセージ・ペインに表示します。この番号を控え、Transceiver Reconfiguration Controllerパラメーター・エディターのパラメーター値として入力する必要があります。次の図は、Gen2×4バリアントで報告されたメッセージを示しています。このバリアントには、各レーンに1つ、そしてTX PLLに1つの合計5つのインターフェイスを要します。

図 34. 外部リコンフィグレーション・コントローラー・インターフェイスの個数

トランシーバー・リコンフィグレーション・コントローラーをインスタンス化する際、次の図が示すように必須のNumber of reconfiguration interfacesを指定する必要があります。

図 35. Arria VおよびCyclone Vデバイスに向けたトランシーバー・インターフェイスの個数の指定

Transceiver Reconfiguration Controllerには、Optional interface groupingパラメーターが含まれています。トランシーバー・バンクは6個のチャネルを備えています。×4バリアントの場合、4レーンとTX PLLはすべて1つのバンク内に収まるため、特に特別なインターフェイスのグルーピングを必要としません。

注: Quartus® Prime開発ソフトウェアがデザインをコンパイルする際、デザイン内の各チャネルとTX PLLに対して個別のリコンフィグレーション・インターフェイスをまず最初に作成する必要がありますが、リコンフィグレーション・インターフェイスをマージすれば、元のリコンフィグレーション・インターフェイスの数を削減することができます。 Quartus® Prime開発ソフトウェアでリコンフィグレーション・インターフェイスをマージすることで、フィッターはより柔軟にトランシーバー・チャネルを配置できるようになります。
注: SignalTapは、リコンフィグレーション・インターフェイスの観察には使用できません。