PCIeソリューションに向けた Arria V Avalon-MMインターフェイス: ユーザーガイド

ID 683773
日付 5/21/2017
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ドキュメント目次

5.6. CvPレジスター

表 42.  CvPステータス CvP Statusレジスターは、ソフトウェアによるCVPステータス信号のモニターを可能とします。
ビット レジスターの説明 リセット値 アクセス
[31:26] 予約済み 0x00 RO
[25] PLD_CORE_READYです。FPGAファブリックからです。このステータス・ビットはデバッグ用に提供されます。 変数 RO
[24] PLD_CLK_IN_USEです。クロック・スイッチ・モジュールからファブリックまでです。このステータス・ビットはデバッグ用に提供されます。 変数 RO
[23] CVP_CONFIG_DONEです。FPGAコントロール・ブロックがCvPを介してデバイス・コンフィグレーションを完了し、エラーがなかったことを示します。 変数 RO
[22] 予約済み 変数 RO
[21] USERMODEです。コンフィグレーション可能なFPGAファブリックがユーザーモードになっているかどうかを示します。 変数 RO
[20] CVP_ENです。FPGAコントロール・ブロックがCvPモードをイネーブルしているかどうかを示します。 変数 RO
[19] CVP_CONFIG_ERRORです。FPGAコントロール・ブロックからのこの信号の値を反映します。コンフィグレーション中にエラーが発生したかどうかを判断するためにソフトウェアによりチェックされます。 変数 RO
[18] CVP_CONFIG_READYです。FPGAコントロール・ブロックからのこの信号の値を反映します。アルゴリズムのプログラミング中にソフトウェアによりチェックされます。 変数 RO
[17:0] 予約 変数 RO
表 43.  CvP Mode Control CvP Mode Controlレジスターは、CvP動作のグローバル・コントロールを提供します。

ビット

レジスターの説明

リセット値

アクセス

[31:16]

予約済み

0x0000

RO

[15:8]

CVP_NUMCLKS.

これは、すべてのCvPデータの書き込みに対して送信するクロックの個数です。コンフィグレーション・イメージに応じて、このフィールドは次のいずれかの値に設定します。

  • 0x01 非圧縮で暗号化されていないイメージ向け
  • 0x04 非圧縮で暗号化されているイメージ向け
  • 0x08 すべての圧縮されたイメージ向け

0x00

RW

[7:3]

予約済み

0x0

RO

[2]

CVP_FULLCONFIGです。Arria V PCI Express用ハードIPを含むFPGA全体をリコンフィグレーションするようFPGAコントロール・ブロックに要求し、PCIeリンクをダウンさせます。

1'b0

RW

[1]

HIP_CLK_SELです。USER_MODEが1でPLD_CORE_READYが1の場合、PMAとファブリック・クロックとの間で選択します。次のエンコーディングが定義されています。

  • 1: PMAから内部クロックを選択します。これはCVP_MODEに向けて必要です。
  • 0: ソフト・ロジック・ファブリックからクロックを選択します。この設定は、正しいクロックを接続するコンフィグレーション・ファイルを持つUSER_MODEでファブリックがコンフィグレーションされている場合にのみ使用してください。

CvP中にクロックの切り替えが発生しないようにするには、この値はPCI Express用のハードIPが10 μs間アイドル状態になっている場合にのみ変更し、この値を変更した後は動作を再開する前に10 μs待機してください。

1'b0

RW

[0]

CVP_MODEです。IPコアをCVP_MODEあるいはNormalモードのいずれかに制御します。次のエンコーディングが定義されています。

  • 1:CVP_MODEはアクティブです。FPGAコントロール・ブロック・アクティブへの信号とすべてのTLPは、コンフィグレーション・スペースにルーティングされます。CVP_ENが0の場合、このCVP_MODEをイネーブルすることは不可能です。
  • 0: IPコアはNormalモードでTLPはFPGAファブリックにルーティングされます。

1'b0

RW

表 44.  CvP Dataレジスター

次の表は、CvP Dataレジスターを定義しています。64ビットデータの場合、オプションのCvP Data2はデータの上位32ビットを格納します。プログラミング・ソフトウェアは、これらのレジスターにコンフィグレーション・データを書き込みます。これらのレジスターへの書き込みすべてがFPGAコントロール・ブロックへのデータ出力を設定は、CvP Mode ControlレジスターのCVP_NUM_CLKSフィールドで指定したように<n>クロックサイクルをFPGAコントロール・ブロックに生成します。ソフトウェアは、メモリー・ライトdwordのすべてのバイトがイネーブルされていることを確認する必要があります。このレジスターにはコンフィグレーション・ライトを使用してアクセス可能です。別の方法としては、CvPモードの場合、これらのレジスターは、このデバイスのメモリースペースBARによって定義される任意のアドレスに、メモリー・ライトを使用することで書き込むことも可能です。メモリー・ライトを使用することで、コンフィグレーション・ライトよりもより高いスループットが可能となります。

ビット

レジスターの説明

リセット値

アクセス

[31:0]

デバイスをコンフィグレーションするために転送されるコンフィグレーション・データの上位32ビットです。32ビットまたは64ビットのデータが選択可能です。

0x00000000

RW

[31:0]

デバイスをコンフィグレーションするために転送されるコンフィグレーション・データの下位32ビットです。

0x00000000

RW

表 45.  CvPプログラミング・コントロール・レジスターこのレジスターは、CvPプログラミングを制御する目的でプログラミング・ソフトウェアによって書き込まれます。

ビット

レジスターの説明

リセット値

アクセス

[31:2]

予約済み

0x0000

RO

[1]

START_XFERです。FPGAコントロールに転送の開始を示すCvP出力を設定します。

1'b0

RW

[0]

CVP_CONFIGです。アサートされると、CvPを介して転送を開始するようFPGAコントロール・ブロックに指示します。

1'b0

RW