PCIeソリューションに向けた Arria V Avalon-MMインターフェイス: ユーザーガイド

ID 683773
日付 5/21/2017
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ドキュメント目次

3.4. デバイスのケイパビリティー

表 12.  ケイパビリティー・レジスター

パラメーター

指定可能な値

デフォルト値

説明

Maximum payload size

128バイト

256バイト

128バイト

サポートされている最大ペイロードのサイズを指定します。このパラメーターは、Device Capabilitiesレジスター(0x084 [2:0])の最大ペイロード・サイズでサポートされるフィールドの読み出し専用値を設定します。アドレスは、0x084です

Completion timeout range

ABCD

BCD

ABC

AB

B

A

None

ABCD

オプションのプログラムが可能なコンプリーション・タイムアウト・メカニズムにに向けたデバイス機能のサポートを示します。このメカニズムにより、システム・ソフトウェアはコンプリーション・タイムアウトの値を変更することができます。このフィールドは、要求を発行するルートポートとエンドポイントにのみ適用可能です。コンプリーション・タイムアウトは、PCI Express Capability Structure VersionのDevice Control 2レジスター(0x0A8)で指定かつイネーブルされています。その他のすべての機能に対しては、このフィールドは予約されており、0x0000bに固定されている必要があります。4つのタイム値の範囲が定義されています。

  • 範囲A: 50 us~10 ms
  • 範囲B: 10 ms~250 ms
  • 範囲C: 250 ms~4 s
  • 範囲D: 4 s~64 s

ビットは、サポートされているタイムアウト値の範囲を示すように設定されています。この機能は、50 sから50 msの値でタイムアウト値を実装する必要があります。範囲を指定する値を次に示します。

  • None – コンプリーション・タイムアウトのプログラミングはサポートされていません。
  • 0001 範囲 A
  • 0010 範囲 B
  • 0011 範囲 A と B
  • 0110 範囲 B と C
  • 0111 範囲 A、B、およびC
  • 1110 範囲 B、C、およびD
  • 1111 範囲A、B、C、およびD

これ以外の値は、すべて予約されています。アルテラでは、コンプリーション・タイムアウト・メカニズムが10 ms以上で終了することを推奨しています。

Implement completion timeout disable

On/Off

On

PCI Express version 2.1または3.0を使用しているエンドポイントに対しては、このオプションはOnにする必要があります。タイムアウトの範囲は選択可能です。Onの場合、コアはPCI Express Device Control Register 2を介してコンプリーション・タイムアウト・ディスエーブル・メカニズムをサポートします。アプリケーション層のロジックは、必要な範囲に向けて実際のコンプリーション・タイムアウト・メカニズムを実装する必要があります。