PCIeソリューションに向けた Arria V Avalon-MMインターフェイス: ユーザーガイド

ID 683773
日付 5/21/2017
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ドキュメント目次

4.4. ハードIPステータス

リセット・シーケンスとリセットロジックのブロック図の詳細については、リセットとクロックを参照してください。

表 24.  ステータスとリンク・トレーニング信号

信号

入力/出力

説明

derr_cor_ext_rcv

出力

RXバッファー内の訂正されたエラーを示します。この信号はデバッグ専用です。 RXバッファーがデータで満たされるまで有効ではありません。これは、レベルではなく、パルス信号です。内部では、パルスは500 Mhzクロックで生成されます。パスル・エクステンダーは、250 MHzで動作するFPGAファブリックがキャプチャできるように信号を拡張します。このエラーはIPコアによって修正されているため、アプリケーション層の介入は必要ではありません。3

derr_cor_ext_rpl

出力

リトライバッファー内の訂正されたエラーを示します。この信号はデバッグ専用です。このエラーはIPコアによって修正されているため、アプリケーション層の介入は必要ではありません。3

derr_rpl

出力

リトライバッファー内の訂正されていないエラーを示します。この信号はデバッグ専用です。3

この信号は、Arria VおよびCyclone Vデバイスでは使用できません。

dlup_exit

出力

この信号は、IPコアがDLCMSM DL_Upステートを抜ける際、1つのpld_clkサイクルでLowでアサートされます。これは、データリンク層がPCIeリンクの他端との通信を失い、Upステートとなったことを示しています。このパルスがアサートされると、アプリケーション層は少なくとも32サイクルの間アサートされる内部リセット信号を生成する必要があります。

ev128ns

出力

タイムベースでアラインメントされたアクティビティーを作成する目的で128 nsごとにアサートされます。

ev1us

出力

タイムベースでアラインメントされたアクティビティーを作成する目的で1µsごとにアサートされます。

hotrst_exit

出力

ホットリセットExitです。この信号は、LTSSMがホットリセット・ステートを抜けると、1クロックサイクル間アサートされます。この信号により、アプリケーション層はリセットとなります。この信号はアクティブLowです。このパルスがアサートされると、アプリケーション層は少なくとも32サイクルの間アサートされる内部リセット信号を生成する必要があります。

int_status[3:0]

出力

この信号は、アプリケーション層にレガシー割り込みを次のようにドライブします。

  • Int_status[0]: 割り込み信号A
  • int_status[1]: 割り込み信号B
  • int_status[2]: 割り込み信号C
  • int_status[3]: 割り込み信号D
ko_cpl_spc_data[11:0]

出力

アプリケーション層は、この信号を使用して、コンプリーション・データのRXバッファー・オーバーフローを防止する回路を構築することができます。エンドポイントは、コンプリーション・データに向けて無限スペースを宣言する必要があります。ただし、RXバッファースペースは有限です。ko_cpl_spc_dataは、コンプリーションRXバッファーに格納可能な合計16バイトのコンプリーション・データ・ユニットを反映する静的な信号です。

ko_cpl_spc_header[7:0]

出力

アプリケーション層は、この信号を使用して、コンプリーション・ヘッダーのRXバッファー・オーバーフローを防止する回路を構築することができます。エンドポイントは、コンプリーション・ヘッダーに向けて無限スペースを宣言する必要があります。ただし、RXバッファースペースは有限です。ko_cpl_spc_headerは、RXバッファーに格納可能なコンプリーション・ヘッダーを示す静的な信号です。

l2_exit

出力

L2 Exitです。この信号はアクティブLowです。それ以外はHighのままです。この信号は、LTSSMがl2.idleからdetectに遷移した後、1サイクル(1から0、そして0から1に値を変更する)間アサートされます。このパルスがアサートされると、アプリケーション層は少なくとも32サイクルの間アサートされる内部リセット信号を生成する必要があります。

lane_act[3:0]

出力

レーン・アクティブ・モードです。この信号は、リンク・トレーニング中にコンフィグレーションされたレーン数を示します。次のエンコーディングが定義されています。

  • 4’b0001: 1 レーン
  • 4’b0010: 2 レーン
  • 4’b0100: 4 レーン
  • 4’b1000: 8 レーン
ltssmstate[4:0]

出力

LTSSMステート: LTSSMステートマシーンのエンコーディングは、次のステートを定義します。

  • 00000: Detect.Quiet
  • 00001: Detect.Active
  • 00010: Polling.Active
  • 00011: Polling.Compliance
  • 00100: Polling.Configuration
  • 00101: Polling.Speed
  • 00110: config.Linkwidthstart
  • 00111: Config.Linkaccept
  • 01000: Config.Lanenumaccept
  • 01001: Config.Lanenumwait
  • 01010: Config.Complete
  • 01011: Config.Idle
  • 01100: Recovery.Rcvlock
  • 01101: Recovery.Rcvconfig
  • 01110: Recovery.Idle
  • 01111: L0
  • 10000: Disable
  • 10001: Loopback.Entry
  • 10010: Loopback.Active
  • 10011: Loopback.Exit
  • 10100: Hot.Reset
  • 10101: LOs
  • 11001: L2.transmit.Wake
  • 11010: Recovery.Speed
  • 11011:Recovery.Equalization, Phase 0
  • 11100:Recovery.Equalization, Phase 1
  • 11101:Recovery.Equalization, Phase 2
  • 11110: Recovery.Equalization, Phase 3
3 デバッグ信号は厳密には検証されていないため、動作を観察する目的でのみ使用してください。デバッグ信号をカスタムロジックの駆動に使用しないでください。デバッグ信号は、カスタムロジックの駆動には使用しないでください。