Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
Public
ドキュメント目次

6.1. リセットが必要な場合

トランスミッター (TX) とレシーバー (RX) のデータパスのリセットは、個別に行うか、または、まとめて行います。トランシーバー・チャネルによるデータの送受信の準備ができていることを確認するには、トランシーバーPHYを次のいずれかのイベントの後に適切にリセットしてください。
注: 次の表のリセット要件は、E-タイル・トランシーバー・ネイティブPHY IPコアを使用してシミュレーションを実行する場合にも適用されます。
表 57.  デジタルリセット条件
イベント リセット要件
デバイス・コンフィグレーション

次のリセットが必要です。これは、任意の順序で実行するか、同時に実行します。

  • TXとRXのリセットの切り替えが必要です。これは、デバイス・コンフィグレーション後、トラフィックが発生する前に行います。
  • reconfig_reset のトグルが必要です。これは、デバイス・コンフィグレーション後、NPDME、MIFストリーマー、PMAコンフィグレーション、またはコントロール・レジスターとステータス Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・レジスターを実際に使用する前に行います。
注: リセット・ガイドラインに従わないと、tx_readyrx_ready がアサートできません。
チャネル・ダイナミック・リコンフィグレーション TXとRXをアナログおよびデジタルリセットで保持することが必要です。これは、レート変更を引き起こす可能性のあるPMAのレジスターを読み書きする前に行います。
PMAのリセットが必要なイベント (リファレンス・クロックの変更やシリアルデータの損失など) トランシーバー・チャネルのリセットが必要です。