Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

8.11. アダプティブ・エンジンによって調整可能なPMAパラメーターのコンフィグレーション

このセクションでは、PMAパラメーターを固定値に設定して、アダプテーションができないようにする方法について詳しく説明します。 デフォルトでは、PMAパラメーターのほとんどは、RXアダプテーション・エンジン・モードによって調整されますが、値を割り当てることで、手動コンフィグレーションができます。つまり、PMAパラメーターに値を割り当てると、アダプテーション・エンジンによる更新が行われなくなります。
図 113. PMAパラメーターをコンフィグレーションするユースケースの例
  1. GS1 PMAパラメーターをコンフィグレーションして0x01にします。

PMAパラメーターを選択します。これには、PMA属性コード0x2CをPMA属性値0x904に設定します。

  1. 0x84[7:0] = 0x04を書き込みます。
  2. 0x85[7:0] = 0x09を書き込みます。
  3. 0x86[7:0] = 0x2Cを書き込みます。
  4. 0x87[7:0] = 0x00を書き込みます。
  5. 0x90[0] = 1'b1を書き込みます。
  6. 0x8A[7] を読み出します。これは1である必要があります。
  7. 0x8B[0] を読み出します。0に変わるまで行います。
  8. 0x8A[7] を1に書き込み、0x8A[7] フラグをクリアします。

PMAパラメーターに値を書き込みます。これには、PMA属性コード0x6CをPMA属性値0x01に設定します。

  1. 0x84[7:0] = 0x01を書き込みます。
  2. 0x85[7:0] = 0x00を書き込みます。
  3. 0x86[7:0] = 0x6Cを書き込みます。
  4. 0x87[7:0] = 0x00を書き込みます。
  5. 0x90[0] = 1'b1を書き込みます。
  6. 0x8A[7] を読み出します。これは1である必要があります。
  7. 0x8B[0] を読み出します。0に変わるまで行います。
  8. 0x8A[7] を1に書き込み、0x8A[7] フラグをクリアします。

PMAパラメーターに値をロードします。これには、PMA属性コード0xECをPMA属性値0x15に設定します。

  1. 0x84[7:0] = 0x15を書き込みます。
  2. 0x85[7:0] = 0x00を書き込みます。
  3. 0x86[7:0] = 0xECを書き込みます。
  4. 0x87[7:0] = 0x00を書き込みます。
  5. 0x90[0] = 1'b1を書き込みます。
  6. 0x8A[7] を読み出します。これは1である必要があります。
  7. 0x8B[0] を読み出します。0に変わるまで行います。
  8. 0x8A[7] を1に書き込み、0x8A[7] フラグをクリアします。

PMAパラメータを設定して、アダプティブ・チューニング・エンジンによって上書きされないようにします。これには、PMA属性コード0x2Cをコンフィグレーションして属性値0x108にします。また、PMA属性コード0x6Cをコンフィグレーションして属性値0x20にします。

  1. 0x84[7:0] = 0x08を書き込みます。
  2. 0x85[7:0] = 0x01を書き込みます。
  3. 0x86[7:0] = 0x2Cを書き込みます。
  4. 0x87[7:0] = 0x00を書き込みます。
  5. 0x90[0] = 1'b1を書き込みます。
  6. 0x8A[7] を読み出します。これは1である必要があります。
  7. 0x8B[0] を読み出します。0に変わるまで行います。
  8. 0x8A[7] を1に書き込み、0x8A[7] フラグをクリアします。
  9. 0x84[7:0] = 0x20を書き込みます。
  10. 0x85[7:0] = 0x00を書き込みます。
  11. 0x86[7:0] = 0x6cを書き込みます。
  12. 0x87[7:0] = 0x00を書き込みます。
  13. 0x90[0] = 1'b1を書き込みます。
  14. 0x8A[7] を読み出します。これは1である必要があります。
  15. 0x8B[0] を読み出します。0に変わるまで行います。
  16. 0x8A[7] を1に書き込み、0x8A[7] フラグをクリアします。

    詳しくは、レジスターマップ を参照してください。