Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

3.1.4. デュプレックス・アダプテーション・フロー

次の表に、デュプレックス・アダプテーションを実行する手順を示します。
ステップ 機能 コマンド/アドレス 注意事項
1 TXとRXのそれぞれのリセットがディスエーブルされている場合は、リセット信号をアサートしてからデアサートします。ディスエーブルされていない場合は、tx_resetrx_reset 信号をアサートしてからデアサートします。   ポート
2 PMAアナログリセットをトリガーします。 20
  • 0x202, 0x201, 0x200 = 0x00
  • 0x203 = 0x81
  • 0x207を = 0x80までポーリング
オペコード
3 PMAキャリブレーションをイネーブルし、ネイティブPHY IP GUIで選択した初期PMA設定を再ロードします20
  • Read-modify-write 0x95[5] = 1
  • Read-modify-write 0x91[0] = 1
Avalon® ダイレクト・メモリーマップド書き込み
4 ループバック・モードとPRBSモードを設定します。
  • PRBS31がイネーブルされていない場合はイネーブルします。
  • 内部シリアル・ループバックがイネーブルされていない場合はイネーブルします。

または、PMA属性コードを介してPRBS31と内部シリアル・ループバックをイネーブルします。 21

オペコードを使用してSET_OPERATION_MODEを実行します。
  • 0x200 = 0x0D
  • 0x201 = 0x00
  • 0x202 = 0x00
  • 0x203 = 0x93
  • 0x207を = 0x80までポーリング
またはPMA属性コードを使用します。
  • Attribute = 0x2, data = 0x125
  • Attribute = 0x2, data = 0x235
  • Attribute = 0x3, data = 0x203
  • Attribute = 0x8, data = 0x101
オペコードまたは PMA属性コード
5 PMAコンフィグレーションを使用する場合は、コントロール・ステータス・レジスター (CSR) を使用して PMAコンフィグレーションをロードします。0x200から0x203のPMAレジスターを使用して、次のステップでレジスターをロードします。 22
  • 0x40143 = 0x80 (profile 0) を書き込む
  • 0x40144[0] を = 1まで読み出す
Avalon® ダイレクト・メモリーマップド読み出し。アクセスはチャネル0からのみです。
6 PMAコンフィグレーションを特定のチャネルにロードした後、初期アダプテーションをシリアル・ループバック・モードで次のとおり実行します (該当する場合)。
  • PMAコンフィグレーションをロードします。
  • アダプテーション・エフォート・レベルを設定します。
  • 初期アダプテーションを開始します。
  • アダプテーションが完了したら、PRBS-31と内部シリアル・ループバックを維持します。
または、PMA属性コードを使用して、初期アダプテーションを行います。 23
オペコードを使用してSTART_ADAPTATIONを実行します。
  • 0x200 = 0xD0
  • 0x201 = 0x02
  • 0x202 = 0x01
  • 0x203 = 0x96
  • 0x207を = 0x80までポーリング
または、PMA属性コードを使用します。
  • Attribute = 0xA, data = 0x1
オペコードまたはPMA属性コード。オペコードはAdaptation Effort Level = 0を使用します。ロードするPMAコンフィグレーションがない場合は、PMA属性コードを使用します。
7 PMA属性コードを使用して、初期アダプテーション・ステータスが完了であることを確認します。
  • Attribute = 0x0126, data = 0x0B00
  • 0x88[0] = 0までこの手順を繰り返し、アダプテーションが処理中でなくなったことを確認します。
PMA属性コード
8 外部トラフィックが使用可能な場合は、Mission/User Modeに移動します (内部シリアル・ループバックを使用している場合は、このステップはスキップしてください)。
  • 内部シリアル・ループバックをディスエーブルします。21
  • PRBSをディスエーブルします。
または、PMA属性コード経由のPRBSおよび内部シリアル・ループバックをディスエーブルします。
オペコードを使用して、SET_OPERATION_MODEを実行します。
  • 0x200 = 0x1E
  • 0x201 = 0x00
  • 0x202 = 0x00
  • 0x203 = 0x93
  • 0x207を = 0x80までポーリング
または、PMA属性コードを使用します。
  • Attribute = 0x2, data = 0x3FF
  • Attribute = 0x8, data = 0x100
オペコードまたはPMA属性コード。オペコードは、内部シリアル・ループバックとPRBSをディスエーブルします。このステップの実行には、PMA属性コードも使用できます。
9 有効なデータレート・トラフィックがRXで使用可能な場合 24、次のステップに進みます。それ以外の場合は、有効なトラフィックが使用可能になるまで初期アダプテーションを再実行します。    
10 初期アダプテーションをユーザー・トラフィックで実行します (内部シリアル/ループバックを使用している場合はスキップします)。
  • アダプテーション・エフォート・レベルを設定します。
  • 初期アダプテーションを開始します。
  • アダプテーションが完了したら、PRBSと内部シリアル・ループバックをディスエーブルしたままにします。
または、PMA属性コードを使用して、初期アダプテーションを実行します。23
オペコードを使用してSTART_ADAPTATIONを実行します。
  • 0x200 = 0xE0
  • 0x201 = 0x01
  • 0x202 = 0x01
  • 0x203 = 0x96
  • 0x207を = 0x80までポーリング
または、PMA属性コードを使用します。
  • Attribute = 0xA, data = 0x1
オペコードまたはPMA属性コード。オペコードでは、Adaptation Effort Level = 0を使用します。
11 PMA属性コードを使用して、初期アダプテーション・ステータスが完了であることを確認します (内部シリアル・ループバックを使用している場合は、このステップはスキップしてください)。
  • Attribute = 0x0126, data = 0x0B00
  • 0x88[0] = 0になるまでこのステップを繰り返して、アダプテーションが処理中でないことを確認します。
PMA属性コード
12 継続アダプテーションを実行します。
  • 継続アダプテーションを開始します。
  • アダプテーション後はPRBSと内部シリアル・ループバックをディスエーブルしたままにします。
または、PMA属性コードを使用して、継続アダプテーションを実行します。23
オペコードを使用してSTART_ADAPTATIONを実行します。
  • 0x200 = 0xE4
  • 0x201 = 0x01
  • 0x202 = 0x03
  • 0x203 = 0x96
  • 0x207を = 0x80までポーリング
注: 場合によっては、PMAコンフィグレーションは、初期アダプテーションと継続アダプテーションとで異なります。その場合は、0x200 = 0xF4を設定して、正しいPMAコンフィグレーションにロードした後で、継続アダプテーションを実行してください。
または、PMA属性コードを使用します。
  • Attribute = 0xA, data = 0x6
オペコードまたはPMA属性コード。ハードPRBSは、継続アダプテーション中は無効です。
13 TXとRXのそれぞれのリセットがディスエーブルされている場合は、リセット信号をアサートしてからデアサートします。ディスエーブルされていない場合は、tx_resetrx_reset 信号をアサートしてからデアサートします。   ポート
14 オプション: rx_is_lockedtodata でリンク状況を確認します (トラフィック・チェッカーをクリアし、エラーがないことを確認します)。   ポート
15 データの送受信を開始します。    
20 PMAアナログリセット を参照してください。
21 内部シリアル・ループバックをイネーブルまたはディスエーブルする方法については、 0x0008: 内部シリアル・ループバックおよびリバース・パラレル・ループバック制御 を参照してください。
23 アダプテーション用のPMA属性については、0x000A: レシーバー調整制御 を参照してください。
24 有効なトラフィックがあるかどうかを判断するには、表 62 を参照してください。