Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

9.2.24.4. パラメーター値の固定

特定のデータレートおよびチャネル・プロファイルで最適なトランシーバー・パフォーマンスを得るには、一部のアナログ・パラメーターを固定して、その後の初期粗調アダプテーションまたは継続アダプテーションによって値が変化しないようにする必要があります。

GainLFおよびGainHFパラメーターを固定するには、属性コード0x002Cおよび0x006Cを順番に使用します。

  1. 属性コード0x002Cと {0x85[7:0],0x84[7:0]} を0x0108に設定して使用します。

    レジスター {0x89[7:0],0x88[7:0]} の戻り値は、現在の固定ステータスです。

  2. 次の値で属性コード0x006Cを使用します。
    • 0x84[0] = 1'b0
    • 0x84[1] = 1'b1: GainLFを固定、または1'b0: アダプテーションを許可してGainLFを設定
    • 0x84[2] = 1'b1: GainHFを固定、または1'b0: アダプテーションを許可してGainHFを設定
    • 0x84[3] = 1'b0
    • 0x84[5:4] = 2'b00
    • 0x84[7:6] = 2'b00
    • 0x85[7:0] = 8'h00

    レジスター {0x89[7:0],0x88[7:0]} の戻り値は0x002Cです。

RF_P2、RF_P1、RF_P0、RF_B1、RF_B0パラメーターを固定するには、属性コード0x002Cおよび0x006Cを順番に使用します。

  1. 属性コード0x002Cと {0x85[7:0],0x84[7:0]} を0x0109に設定して使用します。

    レジスター {0x89[7:0],0x88[7:0]} の戻り値は、現在の固定ステータスです。

  2. 属性コード0x006Cを次の値で使用します。
    • 0x84[0] = 1'b1: RF_P2を固定、または1'b0: アダプテーションを許可してRF_P2を設定
    • 0x84[1] = 1'b1: RF_P1を固定、または1'b0: アダプテーションを許可してRF_P1を設定
    • 0x84[2] = 1'b1: RF_P0を固定、または1'b0: アダプテーションを許可してRF_P0を設定
    • 0x84[3] = 1'b1: RF_B0を固定、または1'b0: アダプテーションを許可してRF_B0を設定
    • 0x84[4] = 1'b1: RF_B1を固定、または1'b0: アダプテーションを許可してRF_B1を設定
    • 0x84[7:5] = 3'h0
    • 0x85[7:0] = 8'h00

    レジスター {0x89[7:0],0x88[7:0]} の戻り値は0x002Cです。