Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

1.5.4. イーサネット・ハードIP (EHIP)

イーサネット・ハードIPは、さまざまなマルチレーンおよびシングルレーンのイーサネット・コンポーネントのハード化されたコアです。

Eタイルには、イーサネット・ハードIPの4つのインスタンスが含まれています。これにより、最大4つのマルチレーン・イーサネットMACスタック、または24チャネルのシングルレーン・イーサネット・チャネル (MAC/PCS) をサポートします。

各ハードIPインスタンスには、フル機能のマルチレーン・イーサネット (EHIP_CORE) メディア・アクセス・コントロール (MAC) レイヤーが含まれています。これによち、FPGAファブリックからの多数のインターフェイス・オプションを利用することができます。マルチレーン・コアは、100Gイーサネット・アプリケーションに使用できます。マルチレーンMACスタックに加えて、イーサネット・ハードIPには、シングルレーン・イーサネット・チャネルのインスタンスが6つ含まれています。

図 19. イーサネット・ハードIPの概要

リードソロモン順方向誤り訂正 (RS-FEC) は、シングルレーンの10GbEまたは25GbEインターフェイス、およびマルチレーンの100GbE用にコンフィグレーション可能です。

イーサネット・ハードIPのEタイル実装により、次の機能とサポートが得られます。

  • Eタイルごとに4xハード化MAC
  • 各MACブロックは次のようにコンフィグレーションできます。
    • 1つの100GbEインターフェイス
    • 6つの10GbE/25GbEインターフェイス
    • バイパス可能
  • IEEE 1588-2002規格/高精度時間プロトコル (PTP) をサポート
    • マルチレーンの100GbEコア、または1 ~ 4レーンの10GbEまたは25GbEスタックで使用する場合、1588用には2つのトランシーバー・チャネルを追加してコンフィグレーションします。この2つの追加チャネルの位置は、1588コンフィグレーション用にハードされています。E-Tile Channel Placement Tool を使用して、1588をサポートするためのチャネルのコンフィグレーション方法を確認します。