Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

6.7. インテル® Quartus® Primeインスタンス化トランシーバー・リセット・シーケンサー

インテル® Quartus® Primeでは、合成中にMaster TRSを自動推論し、Master TRSをLocal TRSに自動接続します。これには、デバッグ・ファブリックのマスター・エンドポイントからスレーブ・エンドポイントへの自動接続テクノロジーが使われます。

利点

介入が不要: 設計者は、Master TRSに接続しているデザインモジュールのインターフェイス上に、すべてのリセット要求と肯定応答ポートを公開する必要はありません。

デザインのモジュール性: モジュールの下位階層のトランシーバー・リセット信号の数をローカルで変更した場合でも、Master TRS階層までインターフェイスを変更する必要はありません。特に、トランシーバー・インスタンスがデザイン階層の深いところにある場合はそうです。

トレードオフ

合成で発生する可能性のある接続の問題をデバッグするのは、RTLをデバッグするよりも困難です。

インスタンス化および接続性に関する問題の修正は、デザインではなく、合成でする必要があります。