Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

6.6. マスター - スレーブ・クロッキング・オプション2のリセットの詳細

次の表では、tx_aib_reset または rx_aib_reset について、マスター/スレーブ・クロッキング・オプション2の場合、さまざまなリセット条件に対するアサートの必要性をまとめています。

複数のトランシーバー・チャネルが、マスター - スレーブ・クロッキング・オプション2でコンフィグレーションされる場合 (外部トランシーバー・チャネルがPLLとしてコンフィグレーションされ、それにより、EMIBを介したデータ転送に使用するクロックが生成されます)、1つのチャネルがマスターチャネルとして機能します。tx_aib_reset または rx_aib_reset ポートは、手動リセットモードまたはリセット・コントローラー・バイパス・モードで表示されます。これをマスターチャネルでアサートすると、外部PLLからのEMIB転送クロックがスレーブチャネルに伝搬されなくなります。その結果、マスターチャネルとスレーブチャネルの両方によるEMIBを介したデータ転送が停止します。EMIBのリセットが必要とされるのは、EMIBを介したデータ転送に使われるクロックが中断された場合のみです。これは、マスター - スレーブ・クロッキング・オプション2では発生しません。

さらに、マスターチャネルをダイナミック・リコンフィグレーションして、RS-FECイネーブルモードからPMA Directモードにすることはできません。

表 64.  リセット条件に基づいた tx_aib_reset または rx_aib_reset ポートのアサートの必要性
チャネルの種類

ダイナミック・リコンフィグレーション (データレートを変更しない場合)

例: リンク調整中のPMAアナログリセット

ダイナミック・リコンフィグレーション (データレートを変更する場合)

例: RS-FEC Directモードで、あるデータレートから別のデータレートに変更する

RS-FECイネーブルからPMA Directへのダイナミック・リコンフィグレーション
マスター tx_aib_reset または rx_aib_reset はアサートしない tx_aib_reset または rx_aib_reset はアサートしない サポートなし
スレーブ tx_aib_reset または rx_aib_reset はアサートしない tx_aib_reset または rx_aib_reset はアサートしない tx_aib_resetrx_aib_reset をアサートする