1. Eタイル・トランシーバーPHYの概要
2. トランシーバーPHYレイヤーの実装
3. Eタイル・トランシーバーPHYのアーキテクチャー
4. クロック・ネットワーク
5. PMAのキャリブレーション
6. トランシーバー・チャネルのリセット
7. ダイナミック・リコンフィグレーション
8. ダイナミック・リコンフィグレーションの例
9. レジスターマップ
10. Eタイル・トランシーバー・リンクのデバッグ
A. E-Tile Channel Placement Tool
B. PMA Direct PAM4 30Gbpsから57.8Gbpsの実装
C. 信号検出アルゴリズム
D. ミッションモードからチャネル保護モードへのリコンフィグレーションの詳細手順
E. チャネル保護モードからミッションモードへのリコンフィグレーションの詳細手順
F. ホールド時間違反
4.2.1. PMA Directチャネル 25Gbps x 1 (FECオン、シングルFECブロック内)
4.2.2. PMA Direct チャネル10Gbps x 1 (FECオフ)
4.2.3. PMA Directチャネル 25Gbps x 4 (FECオン、シングルFECブロック内)
4.2.4. PMA Direct 25Gbps x 4 (FECオフ)
4.2.5. PMA Direct 10.3125Gbps x 4
4.2.6. PMA Direct 100GE 25Gbps x 4 (FECオン)
4.2.7. PMA Direct 100GE PAM4 50Gbps x 2 (アグリゲートFECオン)
4.2.8. PMA Direct High Data Rate (FECオフ)
7.1. チャネルブロックのダイナミック・リコンフィグレーション
7.2. ダイナミック・リコンフィグレーション最大データレートの切り替え
7.3. ダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイスとのインタラクション
7.4. サポートされない機能
7.5. ダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイスからの読み出し
7.6. ダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイスへの書き込み
7.7. 複数のリコンフィグレーション・プロファイル
7.8. アービトレーション
7.9. PMAダイナミック・リコンフィグレーションに関する推奨事項
7.10. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順
7.11. PMA属性の詳細
7.12. 特殊なケースでのダイナミック・リコンフィグレーション・フロー
7.13. ポートとパラメーター
7.14. エンベデッド・デバッグ機能
7.15. タイミング・クロージャーに関する推奨事項
7.16. トランシーバー・レジスター・マップ
7.17. IPコンフィグレーション設定をロードする
7.18. ダイナミック・リコンフィグレーションの改訂履歴
8.1. リセット・コントローラーを自動モードで使用したデュプレックスPMAのリコンフィグレーション
8.2. PRBS使用モデル
8.3. PMAエラー・インジェクション
8.4. PMAレシーバー・イコライゼーション・アダプテーションの使用モデル
8.5. ユーザー定義パターンの例
8.6. 減衰値 (VOD) のコンフィグレーション
8.7. ポスト・エンファシス値のコンフィグレーション
8.8. pretap1 値のコンフィグレーション
8.9. PMAドライバーのTX極性の反転
8.10. PMAドライバーのRX極性の反転
8.11. アダプティブ・エンジンによって調整可能なPMAパラメーターのコンフィグレーション
8.12. ネイティブPHY IPを使用したPMAパラメーターのコンフィグレーション
8.13. 複数のチャネルで低電力モードをイネーブルする
8.14. RXの初期化
8.15. RXイコライゼーションをリセットする
8.16. ダイナミック・リコンフィグレーションの例の改訂履歴
9.2.1. 0x0001: PMAのイネーブル/ディスエーブル
9.2.2. 0x0002: PMA PRBS設定
9.2.3. 0x0003: データ比較のセットアップと開始/停止
9.2.4. 0x0005: TXチャネル分周比
9.2.5. 0x0006: RXチャネル分周比
9.2.6. 0x0008: 内部シリアル・ループバックおよびリバース・パラレル・ループバック制御
9.2.7. 0x000A: レシーバー調整制御
9.2.8. 0x000E: RXフェーズスリップ
9.2.9. 0x0011: PMA TX/RXキャリブレーション
9.2.10. 0x0013: TX/RX極性およびグレイコードのエンコーディング
9.2.11. 0x0014: TX/RX幅モード
9.2.12. 0x0015: TXイコライゼーション
9.2.13. 0x0017: エラー・カウンター・リセット
9.2.14. 0x0018: ステータス/デバッグレジスター
9.2.15. 0x0019: ステータス/デバッグレジスターの次の書き込みフィールド
9.2.16. 0x001A: ステータス/デバッグレジスターの次の読み出しフィールド
9.2.17. 0x001B: TXエラー・インジェクション信号
9.2.18. 0x001C: 着信RXデータキャプチャ
9.2.19. 0x001E: エラー・カウント・ステータス
9.2.20. 0x0020: 電気的アイドル検出器
9.2.21. 0x002B: RX終端とTXドライバーのトライステート動作
9.2.22. 0x0030: PMA多重化クロックスワップ
9.2.23. 0x0126: レシーバー調整パラメーターの読み出し
9.2.24. 属性を使用したPMAアナログ・パラメーターの読み出しと書き込み
9.5.1. rsfec_top_clk_cfg
9.5.2. rsfec_top_tx_cfg
9.5.3. rsfec_top_rx_cfg
9.5.4. tx_aib_dsk_conf
9.5.5. rsfec_core_cfg
9.5.6. rsfec_lane_cfg
9.5.7. tx_aib_dsk_status
9.5.8. rsfec_debug_cfg
9.5.9. rsfec_lane_tx_stat
9.5.10. rsfec_lane_tx_hold
9.5.11. rsfec_lane_tx_inten
9.5.12. rsfec_lane_rx_stat
9.5.13. rsfec_lane_rx_hold
9.5.14. rsfec_lane_rx_inten
9.5.15. rsfec_lanes_rx_stat
9.5.16. rsfec_lanes_rx_hold
9.5.17. rsfec_lanes_rx_inten
9.5.18. rsfec_ln_mapping_rx
9.5.19. rsfec_ln_skew_rx
9.5.20. rsfec_cw_pos_rx
9.5.21. rsfec_core_ecc_hold
9.5.22. rsfec_err_inj_tx
9.5.23. rsfec_err_val_tx
9.5.24. rsfec_corr_cw_cnt (Low)
9.5.25. rsfec_corr_cw_cnt (High)
9.5.26. rsfec_uncorr_cw_cnt (Low)
9.5.27. rsfec_uncorr_cw_cnt (High)
9.5.28. rsfec_corr_syms_cnt (Low)
9.5.29. rsfec_corr_cw_cnt (High)
9.5.30. rsfec_corr_0s_cnt (Low)
9.5.31. rsfec_corr_0s_cnt (High)
9.5.32. rsfec_corr_1s_cnt (Low)
9.5.33. rsfec_corr_1s_cnt (High)
6.4. PMAアナログリセット
トランシーバーの内部ロジックのクロッキングは、トランシーバーのリファレンス・クロックを使用して行われます。PMAリセットは1つのみです。PMAリセットは、TX PMAとRX PMAの両方に影響します。
| イベント | リセットする理由 |
|---|---|
| デバイス・コンフィグレーション | 初期アダプテーションによって、デバイスを良好な状態で立ち上げる効果がない。 |
| ケーブル接続の緩みの修正とリンクの起動 | 初期アダプテーションは、デバイスを良好な状態で立ち上げる効果がない。 |
| リファレンス・クロック周波数またはリファレンス・クロック・ソースの変更 | ダイナミック・リコンフィグレーションが正しく機能しない。詳細はダイナミック・リコンフィグレーション を参照してください。 |
| データレートの変更 (トランシーバーとリンクの両方) | ダイナミック・リコンフィグレーションが正しく機能しない。詳細はダイナミック・リコンフィグレーションを参照してください。 |
| チャネルの物理的接続の変更 (例: ケーブルからバックプレーンへの移行) | 初期アダプテーションによって、デバイスを良好な状態で立ち上げる効果がない。 |
| トランシーバー電源の変更または中断 | 初期アダプテーションによって、デバイスを良好な状態で立ち上げる効果がない。 |
内部コントローラーをリセットするには、トランシーバーの Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・バスを使用して次を実行します。
- 0x200[7:0] = 0x00を書き込みます。
- 0x201[7:0] = 0x00を書き込みます。
- 0x202[7:0] = 0x00を書き込みます。
- 0x203[7:0] = 0x81を書き込みます。
- 0x80になるまで0x207を読み出します。これは、動作が正常に完了したことを示します。
- 0x95[5] = 0x1の読み出し - 変更 - 書き込みを行って、新しいPMA設定のロード時にPMAキャリブレーションをイネーブルします。
- 内部ロジックをリセットすると、データレートとシリアル化/逆シリアル化の値の設定がトランシーバーから失われます。0x91[0] = 1を書き込んで、プログラミング・ファイルに初期設定をロードするか (組み込みMIFストリーマーを使用していない場合)、最後のプロファイルに移動します (組み込みMIFストリーマーを使用している場合)。
別の方法として、新しいプロファイルにロードします。これには、MIFストリーマーを使用するか、個々の属性を送信してPMA設定をロードします。例としてリセット・コントローラーを自動モードで使用してデュプレックスPMAをリコンフィグレーションする を参照してください。PMA設定をロードする際に、レジスター0x91[0]、またはMIFストリーマーを使用すると、PMAがイネーブルされます。
| ユースケース | 説明 | ソリューション |
|---|---|---|
| リンク障害管理またはリンクダウンの障害処理 | IEEEリンク障害処理に依存しているシステムは、トランスミッターとレシーバーの両方を停止させるPMAアナログリセットの影響を受けます。 トランスミッターは、PMAアナログリセットによるリンクパートナーのローカル障害のトリガー後に、オフになります。 レシーバーは、PMAアナログリセットをせずに、ロックの喪失から回復する必要があります。 トランスミッターとレシーバーのバッファーをオンまたはオフにし、レシーバーを再度キャリブレーションすることで、リンクダウンの際の問題を絞り込むことができます。 |
2TXおよびRXバッファーをイネーブルまたはディスエーブルする (0x0001: PMAのイネーブル/ディスエーブル を参照)。 RXの初期化、およびPMAレシーバーのイコライゼーション・アダプテーションの使用モデル の「初期アダプテーション」を参照して、レシーバーのキャリブレーションを再実行する。 |
| ミッションモードから内部シリアル・ループバックをオンにする | PMAアナログリセットは、レシーバーのイコライゼーションをリセットすることで回避できます。 | RXイコライゼーションのリセット を使用する。 |
| 特定のメディアの損失プロファイルを変更する | メディアを短距離から長距離に変更するには、PMAアナログリセットが必要になる場合があります。 | RXの初期化、およびPMAレシーバー・イコライゼーション・アダプテーションの使用モデル の「初期アダプテーション」を参照して、レシーバーのキャリブレーションを再実行する。 |
| 特定のチャネルのトランスミッターとレシーバーの異なるリンクパートナーの処理 | これには、PMAアナログリセットなしで、レシーバーのアダプテーションを単独で行う必要があります。それにより、トランスミッターが中断されないようにします。 | RXの初期化、およびPMAレシーバー・イコライゼーション・アダプテーションの使用モデルの「初期アダプテーション」を参照して、レシーバーのキャリブレーションを再実行する。 |
| CPRIのスピード・トレーニング | リンク・トレーニング中にトランスミッター・バッファーをオフにすると、トランスミッターのリセットやPMAアナログリセットの必要性を回避することができます。 | 2TXおよびRXバッファーをイネーブルまたはディスエーブルする (0x0001: PMAのイネーブル/ディスエーブル を参照)。 |