Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

4.2.3.2. マスター - スレーブ・コンフィグレーション: オプション2

このコンフィグレーションは、外部EMIBクロッキングとも呼ばれます。このコンフィグレーションでは、TXおよびRXデータパスクロックとEMIBクロックのインポートは、別のトランシーバー・チャネルからもできます。これをイネーブルするには、tx_coreclkin2 ポートを選択して、ネイティブPHY IPパラメーター・エディターのCore InterfaceタブのEnable external clock modeを選択します。tx_coreclkin2 をイネーブルすると、追加の入力ポートがコア内で公開され、各25GbpsチャネルのそれぞれのEMIBクロックを駆動します。FECクロックは、引き続きマスターチャネルによって提供されます。この方法により、マスターチャネルとスレーブチャネル間のPMAリセットの依存関係が削除されます。Eタイル・トランシーバーは、PLLモードで使用して、次に示すコンフィグレーションでクロックを供給することができます。PLLモードのトランシーバーのみが、4つの25Gチャネルすべてのクロッキングに使用できます。トランシーバーがPLLモードの場合は、TXまたはRX動作には使用できません。外部EMIBクロッキングを使用すると、25GEや24G CPRIなどのデータレートが異なるチャネルが同じFECブロックに配置されている場合に、低データレートのチャネルにクロックを提供することもできます。次の図で示すPLLモードのトランシーバーでは、4つの25Gbpsチャネルにデータパスクロックを提供しています。

この外部EMIBクロッキング・コンフィグレーションでは、PLLチャネルからの pll_locked 出力を読み出した後で、トランシーバー・チャネルをリセットしてください。

  • PLLチャネルからの pll_locked 信号がアサートされるまで待機してから、デバイス・コンフィグレーション後にトランシーバー・チャネル・リセットをデアサートします。
  • PLLチャネルからの pll_locked がデアサートされた場合は、pll_locked が再アサートされるまで、それぞれのトランシーバー・チャネルをリセットに保ちます。

PLLチャネルのリファレンス・クロックは、イーサネット・チャネルのリファレンス・クロックと同じリファレンス・クロック・ソースを使用して、PPMを0にする必要があります。

図 69. PMA Direct 25Gbps x 4 (FECオン) 独立コンフィグレーション