Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
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ドキュメント目次

3.1.10.4. ミッションモードからチャネル保護モードへのリコンフィグレーション

インスタンス化されたチャネルをリコンフィグレーションしてチャネル保護モードにする場合、デザイン内でコンフィグレーションしたリファレンス・クロックが、チャネル保護モードのリファレンス・クロックとして使われます。ただし、チャネルがチャネル保護モードの間にリファレンス・クロックの切り替えを行った場合は例外です。これは、動的に変化するクロックではなく、安定した実行中のクロックである必要があります。

このインスタンス化済みのチャネルは、ミッションモードからチャネル保護モードに変更できます。これには、書き込みシーケンス (下表を参照) を通して行い、任意のメカニズムを使用します。メカニズムの例には、システムコンソールの Nios® プロセッサーへの Avalon® メモリーマップド・インターフェイス書き込みなどがあります。

表 47.  コンフィグレーションの手順
ステップ ステップの種類 PMA属性コード PMA属性コード トランシーバー・レジスター・アドレス トランシーバー・レジスター・データ 備考
PMAをディスエーブルします。 PMA属性コード 0x0001 0x0000     PMAをディスエーブルして、リコンフィグレーションできるようにします。
PMAアナログリセットを実行します。 IPコンフィグレーション設定     0x203:0x200 0x81000000 ステータスはレジスター0x207に返されます。
エンコーディングとデータ幅を設定します。 PMA属性コード 0x0014 0x0055      
TXボーレートを設定します。 PMA属性コード 0x0005 0x1010 35     最も近い有効なリファレンス・クロック乗数の値を計算し、この値をPMA属性データの下位8ビットで送信します。
RXボーレートを設定します。 PMA属性 0x0006 0x101035     最も近い有効なリファレンス・クロック乗数の値を計算し、この値をPMA属性データの下位8ビットで送信します。
PRBSコントロールを設定します。 PMA属性 0x0002 0x0120     PRBS7
内部シリアル・ループバックを設定します。 PMA属性 0x0008 0x0101      
チャネルアドレス0x05、0x07、および0x38に値を保存します。 チャネル保護モードに入る前のミッションモード設定の保存          
DCCをディスエーブルに設定します。 Avalon® メモリーマップド・インターフェイスレジスターRead-Modify-Write     0x38[1:0] 2'b01 DCCをディスエーブルしてバイパスします。
RXクロックを設定します。 Avalon® メモリーマップド・インターフェイスレジスターRead-Modify-Write     0x07[7,1] 1'b0, 1'b0 RXアダプタークロックとRX FIFO読み出しクロックをディスエーブルします。
TXクロックを設定します。 Avalon® メモリーマップド・インターフェイスレジスターRead-Modify-Write     0x05[7:2] 6'b000010 TXデータパスクロックをイネーブルします。
TX/RX PMAをイネーブルします。 PMA属性 0x0001 0x0003     TXとRXをイネーブルし、出力ドライバーをディスエーブルします
35 この手順は簡略化したものです。詳細は、ミッションモードからチャネル保護モードへのリコンフィグレーションの詳細手順 を参照してください。