Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
Public
ドキュメント目次

7.8. アービトレーション

図 103. アービトレーション
アービトレーション・ロジックにより、複数のマスターで Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・バスを制御することができます。次の機能ブロックから、プログラム可能なレジスターにアクセスすることができます。
  • エンベデッド・リコンフィグレーション・ストリーマー
  • NPDME
  • リコンフィグレーション・インターフェイスに接続しているユーザー・リコンフィグレーション・ロジック

この各機能ブロックにより、各トランシーバー・チャネルのプログラム可能なスペースの制御のアービトレーションが行われます。この各機能ブロックでは、チャネルのプログラム可能なレジスターへのアクセスを要求するために、読み出しまたは書き込み動作をチャネルに対して実行します。この機能ブロックを使用するには、まず内部コンフィグレーション・バスを制御する必要があります。

エンベデッド・リコンフィグレーション・ストリーマーは、最も優先度が高く、その次に、リコンフィグレーション・インターフェイス、NPDMEの順で優先度が高くなっています。2つの機能ブロックから同じトランシーバー・チャネルへのアクセスを同じクロックサイクルで試みた場合、最も優先度の高いマスターにアクセスが与えられます。唯一の例外は、優先順位が低い機能ブロックマスターの読み出し/書き込み動作中に、優先順位が高い機能ブロックから同じチャネルへのアクセスの試行があった場合です。この場合、優先順位の高い機能ブロックは、優先順位の低い機能ブロックによる読み出し/書き込み動作が完了するまで待機する必要があります。

注:
NPDMEをデザイン内でイネーブルする場合は、次のいずれかを実行してください。
  • Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・マスターをリコンフィグレーション・インターフェイスに接続します。
  • reconfig_clockreconfig_reset ポートを接続し、reconfig_writereconfig_readreconfig_address、および reconfig_writedata リコンフィグレーション・インターフェイスのポートを接地します。リコンフィグレーション・インターフェイス信号を適切に接続しないと、NPDMEは正しく機能しません。