Eタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683723
日付 12/09/2021
Public
ドキュメント目次

2.2.8. Dynamic Reconfigurationのパラメーター

ダイナミック・リコンフィグレーションは、デバイスの動作中に変化する要件を満たすためにトランシーバー・チャネルを変更するプロセスです。

チャネルをカスタマイズするには、デバイスの動作中またはデバイス・コンフィグレーションの後にリコンフィグレーションをトリガーします。

図 35. Dynamic Reconfigurationのオプション
表 29.  Dynamic Reconfigurationのパラメーター
パラメーター 説明
Enable dynamic reconfiguration On/Off ダイナミック・リコンフィグレーション・インターフェイスをイネーブルします。
Share reconfiguration interface On/Off イネーブルすると、ネイティブPHY IPにより、1つの Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・スレーブが提供されます。これを全チャネルのダイナミック・リコンフィグレーションに使用できます。このコンフィグレーションでは、リコンフィグレーション・アドレス・バスの上位 [n-1:19] アドレスビットによって、選択したチャネルが指定されます (ここでは、[n] はチャネル数のログベース2です)。アドレスビット [18:0] によって、選択したチャネルのリコンフィグレーション・スペース内のレジスターのオフセットアドレスが提供されます。
Enable Native PHY Debug Master Endpoint On/Off イネーブルすると、ネイティブPHYには、Native PHY Debug Master Endpoint (NPDME) が組み込まれます。これは、 Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・スレーブに内部接続します。NPDMEは、トランシーバーのリコンフィグレーション空間にアクセスし、System Consoleを使用して、特定のテストやデバッグ機能をJTAGを介して実行します。このオプションでは、Share reconfiguration interfaceオプションをイネーブルする必要があります。これは、複数のチャネルを使用したコンフィグレーションのためです。また、システム内に jtag_debug リンクを含めることが必要な場合もあります。
Separate reconfig_waitrequest from the status of Avalon® メモリーマップド・インターフェイス arbitration On/Off イネーブルすると、reconfig_waitrequest では、 Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・アービトレーション・ステータスは表示しません。 Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・アービトレーション・ステータスは、ソフト・ステータス・レジスター・ビットに反映されます。この機能を使用するには、Optional Reconfiguration LogicEnable control and status registers機能をイネーブルする必要があります。

デフォルト設定はOffです。

Enable capability registers On/Off ケイパビリティー・レジスターをイネーブルします。ケイパビリティー・レジスターでは、トランシーバー・コンフィグレーションに関する概要情報を提供します。PMAケイパビリティー・レジスター のセクションを参照してください。
Set user-defined IP identifier 0 ユーザー定義の数値識別子を設定します。これは、ケイパビリティー・レジスターがイネーブルされている場合、user_identifier オフセットから読み出すことができます。
Enable control and status registers On/Off ソフトレジスターをイネーブルし、ステータス信号の読み出しやコントロール信号の書き込みが、PHYインターフェイス上で、エンベデッド・デバッグを介してできるようにします。PMA/PMAの Avalon® Memory-Mappedインターフェイス・レジスター のセクションを参照してください。
Configuration file prefix File prefix イネーブルすると、生成されたコンフィグレーション・ファイルに使用するファイルのプリフィクスが指定されます。IPの各バリアントには、コンフィグレーション・ファイルに固有のプリフィクスを使用する必要があります。
Generate SystemVerilog package file On/Off イネーブルすると、IPにより、SystemVerilogパッケージファイルが生成されます。ファイル名は、[Configuration file prefix]_reconfig_parameters.sv です。このファイルに含まれるパラメーターは、リコンフィグレーションに必要な属性値で定義されています。
Generate C header file On/Off イネーブルすると、IPにより、Cヘッダーファイルが生成されます。ファイル名は、[Configuration file prefix]_reconfig_parameters.h です。このファイルに含まれるマクロは、リコンフィグレーションに必要な属性値で定義されています。
Generate MIF (Memory Initialize File) On/Off イネーブルすると、IPにより、メモリー初期化ファイル (MIF) が生成されます。ファイル名は、[Configuration file prefix]_reconfig_parameters.mif です。このファイルに含まれる属性値は、データ・フォーマットでのリコンフィグレーションに必要です。
Enable multiple reconfiguration profiles On/Off イネーブルすると、GUIを使用して複数のコンフィグレーションを格納することができます。IPにより、リコンフィグレーション・ファイルの生成が、格納されているすべてのプロファイルに対して行われます。また、IPでは、複数のリコンフィグレーション・プロファイルの整合性をチェックして、そのプロファイル間でのリコンフィグレーションができるようにします。
Enable embedded reconfiguration streamer On/Off 組み込みのリコンフィグレーション・ストリーマーをイネーブルします。これにより、複数の事前定義されたリコンフィグレーション・プロファイル間のダイナミック・リコンフィグレーションのプロセスが自動化されます。
Generate reduced reconfiguration files On/Off イネーブルすると、ネイティブPHYによって、リコンフィグレーション・レポート・ファイルが生成されます。このファイルには、複数のコンフィグレーション・プロファイル間で異なる、属性またはRAMデータのみが含まれます。
Number of reconfiguration profiles 1 - 8 複数のリコンフィグレーション・プロファイルをイネーブルした場合にサポートするリコンフィグレーション・プロファイルの数を指定します。
Store current configuration to profile On/Off Store profileボタンをクリックしたときに格納されるリコンフィグレーション・プロファイルを選択します。
rcfg_profile_data0 Profile data Profile 0のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data1 Profile data Profile 1のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data2 Profile data Profile 2のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data3 Profile data Profile 3のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data4 Profile data Profile 4のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data5 Profile data Profile 5のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data6 Profile data Profile 6のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。
rcfg_profile_data7 Profile data Profile 7のダイナミック・リコンフィグレーション・パラメーター・データ。