PCI Express* 向けRタイル Avalon® StreamingインテルFPGA IPユーザーガイド

ID 683501
日付 10/07/2022
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ドキュメント目次

3.2.1.1. SR-IOVがサポートする機能のリスト

表 13.  SR-IOVがサポートする機能
機能 サポート
SR-IOV

ポート0 およびポート1コントローラーでサポートされます (EPモード)。

ポート2およびポート・コントローラー (RPモード) ではサポートされません。

MSI

PFでのみサポートされます。 VFではサポートされません。

Per Vector Masking (PVM) はありません。PVMが必要な場合は、MSI-Xを使用してください。

注: SR-IOVをイネーブルする場合は、MSIまたはMSI-Xのいずれかをイネーブルしてください。
MSI-X

すべてのPFでサポートされています。

SR-IOVの場合、PFとVFは常にMSI-Xに対応しています。

注: VFでは、共通のTable Sizeを使用します。VF Table BIR/OffsetおよびPBA BIR/Offsetは、コンパイル時に固定されます。
注: SR-IOVをイネーブルする場合は、MSIまたはMSI-Xのいずれかをイネーブルしてください。
Function Level Reset (FLR)

すべてのPF/VFでサポートされています。

すべてのSR-IOVファンクションに必要です。

拡張タグ

すべてのPF/VFでサポートされています。Extended Tag機能を使用すると、TLP Tagフィールドを8ビットにすることができるので、256個のタグをサポートできます。

アプリケーションは、全ファンクションを合わせて、常に最大256個の未処理のタグに制限されていることに注意してください。

アプリケーション・ロジックは、タグの生成/追跡ファンクションを実装する役割を果たします。

この機能は、 Device CapabilitiesレジスターのExtended Tag Field Supportedに反映されます。デフォルトでは、このフィールドは、PCI Express向けインテルFPGA RタイルIPでイネーブルされている各物理ファンクションで1に設定されています。

10ビットタグ

すべてのPF/VFでサポートされています。

x16ポートでは、10ビットタグのコンプリータ-およびリクエスター機能をサポートします。x8ポートでは 10ビットタグのコンプリーター機能をサポートします。

AER

PFは常にAER対応です。 AERは、VFには実装されていません。

Atomic Ops

リクエスター機能がすべてのPF/VFでサポートされています。

コンプリーター機能がサポートされています。

Compare and Swap (CAS) AtomicOpsもサポートされています。最大128ビットのオペランドを処理できます。

内部エラー報告 すべてのPFでサポートされています (すべてのPFがAER対応であるため)。VFはサポートされていません (VFではAERをサポートしていないため)。
TLP処理のヒント

2ビット処理のヒントと8ビット・ステアリング・タグは、すべてのPF/VFでサポートされています。TPHプリフィクスはサポートされていません。

オプションで、TPHリクエスター機能をイネーブルすることを選択できます。ただし、IPは常にTPHコンプリーターに対応しています。

IDベースの順序付け

すべてのPF/VFでサポートされています。

ただし、IPコアでは順序変更は実行しません。アプリケーション層でこれを行う必要があります。

IPコアから提供されるのは、Device Control 2レジスターのIDO Request & Completion Enableビットのみです。これにより、アプリケーションには、送信するリクエストとコンプリーションにAttrビットを設定する許可が与えられます。

注: RX側の順序変更機能は、バイパスキューによって制限される場合があります。TX側では、IPコアでは内部で生成されたTLPにIDOビットを設定しません。
順序付けの緩和

RX側に実装されています。この機能は常にアクティブです。

TX側では、順序変更はアプリケーションによって行われます。

Alternative Routing ID Interpretation (ARI)

EP (PF/VF) は常にARIに対応しています。これはデバイスレベルのオプション (すべてのレーンによりARIをサポートするか、またはまったくサポートしないかのいずれか) です。

さらに、RPは常にARIに対応しています (ARI転送サポートビットは常に1です)。

Address Translation Service (ATS) すべてのEP PF/VFでサポートされます。
Page Request Service Interface (PRI) すべてのEP PF/VFでサポートされます。
User Extensions (Customer VSEC) すべてのPF/VFでサポートされます。
Gen3 Receiver Impedance (3.0 ECN) サポートされます。
デバイスシリアル番号 サポートされます。
コンプリーションのタイムアウト範囲 (デバイス機能2) すべての範囲がサポートされます。

データリンク層アクティブ報告機能 (リンク機能)

この機能はRPモードでは常にサポートされますが、EPモードではサポートされません。
サプライズ・ダウン・エラー報告機能 (リンク機能) サポートされます。
PM-PCIパワー・マネージメント D0/D3 Hotステートのみがサポートされます。
ASPM (L0/L1) サポートされません。
Process Address Space ID (PASID) サポートされます。
TLPプリフィクス 主にPASIDでサポートされます。
Latency Tolerance Reporting (LTR) サポートされます (PASIDの場合のみ)。
Access Control Services サポートされます。