PCI Express* 向けRタイル Avalon® StreamingインテルFPGA IPユーザーガイド

ID 683501
日付 10/07/2022
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ドキュメント目次

3.3.1. 概要

TLPバイパス機能がイネーブルされている場合、Rタイル Avalon® -ST IPでは、受信したTLPの処理を内部で行わないで、ユーザー・アプリケーションに出力します。これにより、アプリケーションは、カスタム・トランザクション層を実装できます。

TLPバイパスモードでは、同じ Avalon® Streamingインターフェイスが使用されます。これには、通常のTXおよびRXインターフェイスのほか、フロー・コントロール・インターフェイスが含まれ、これにより対応するクレジットを処理します。さらに、トランザクション層の大部分はバイパスされますが、Lite Transaction Layerはアクティブのままです。Lite Transaction Layerは、 ハードIPリコンフィグレーション・インターフェイス を介してアプリケーション・ロジックとインターフェイスし、リンク動作に関連する一連のPCIeレジスターにアクセスします。このレジスターは、Rタイル Avalon® Streaming IPに引き続き実装されます。このレジスターのセットは、次の図では、Lite PCIe Configuration Spaceと表記しています。このレジスターの詳細については、ハードIPリコンフィグレーション・インターフェイスを参照してください。
図 20. TLPバイパスモードでのRタイル Avalon® -ST IP

TLPバイパスモードでは、Rタイルは自律型ハードIP機能をサポートします。この機能では、FPGAファブリックがユーザーモードに入る前にコンフィグレーション・アクセスに応答し、CRSコードを使用して完了します。

TLPバイパスモードでは、PCIeハードIPによるECRCの生成/チェックは行われないことに注意してください。ただし、受信したTLPにECRCがある場合は、IPをイネーブECRCTLPバイパスモードでは、PCIeハードIPによるECRCの生成/チェックは行われないことに注意してください。ただし、受信したTLPにECRCがある場合は、IPをイネーブ

注: TLPバイパスモードでは、CvPの初期化と更新はサポートされていません。