PCI Express* 向けRタイル Avalon® StreamingインテルFPGA IPユーザーガイド

ID 683501
日付 10/07/2022
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ドキュメント目次

3.2.1.2. 実装

VFコンフィグレーション・スペースはRタイルロジックに実装されます。FPGAファブリック・リソースは不要です。

VF PCIe情報へのアクセス:

RタイルとFPGAファブリック間のピン数が限られているため、VFのPCIeコンフィグレーション・スペースは、ユーザー・アプリケーションでは直接使用できません。

ユーザー・アプリケーションは、次の方法を使用して、必要な情報 (バスマスターのイネーブル、MSI-Xなど) を取得します。

VF PCIe情報へのアクセス:

VF IDは、Rタイル内で計算されます。ユーザー・アプリケーションの pX_rx_st_vfnum_o[10:0] および pX_rx_st_vfactive_o サイドバンド信号にはTLPが備えられており、それによりPF内の関連付けられているVFを識別します。

BDFの割り当て

SR-IOVをイネーブルすると、ARI機能は常にイネーブルされます。

PCIe向けRタイルIPでは、コンプリーター/リクエスターIDを送信側で自動計算します。

ユーザー・アプリケーションは、次に示すように、VFおよびPF情報をヘッダーで提供する必要があります。

  • pX_tx_st_hdr_sn_i[127]: 0に設定する必要があります
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[83]: pX_tx_st_vfactive_i
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[82:80]: pX_tx_st_pfnum_i[2:0]
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[95:84]: pX_tx_st_vfnum_i[10:0]

次の例では、PF1のVF3によってリクエストを送受信しています。

Receive TLPの場合:

pX_rx_st_pfnum_o = 1h (PF1に関連付けられたVFがリクエストを行っていることを示します。)

pX_rx_st_vfnum_o = 3h、pX_rx_st_vfactive_o = 1 (PF1のVF3がアクティブなVFであることを示します。)

PF1に関連付けられたVF3のTransmit TLPの場合:
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[83] = 1h
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[82:80] = 1h
  • pX_tx_st_hdr_sn_i[95:84] = 3h