Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 10/31/2022
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ドキュメント目次

4.5.1.1. コンフィグレーションQSPIフラッシュからの Nios® Vプロセッサー・アプリケーションのインプレースでの実行

XIP (execute-in-place) オプションは、限られた量のオンチップメモリーしかプロセッサーで使用できない場合の Nios® Vプロセッサー・アプリケーションに適しています。このブートオプションは、コントロール・ブロックベースのデバイスでのみ使用できます。

alt_load() 関数は、書き込み可能なメモリーセクションを初期化してOCRAMまたは外部RAMにのみコピーするミニ・ブート・コピアーとして動作します。読み出し専用セクションであるコードセクション (.text) は、コンフィグレーションQSPIフラッシュメモリー領域に残ります。コンフィグレーションQSPIで読み出し専用セクションを保持すると、RAMの使用が最小限に抑えられますが、コード実行のパフォーマンスが制限される場合があります。

Nios® Vプロセッサー・アプリケーションは、コンフィグレーションQSPIフラッシュにプログラムされます。 Nios® Vプロセッサーは、システムのリセット後にコードを実行できるように、コンフィグレーションQSPIフラッシュに対してエージェント・ポイントをリセットします。

図 18. コンフィグレーションQSPIフラッシュからの Nios® Vプロセッサー・アプリケーションのインプレースでの実行