Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 10/31/2022
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ドキュメント目次

2.3.2. 揮発性メモリー

不揮発性メモリーは、電源をオフにしても内容が保持されます。そのため、システムの電源を入れ直した後にシステムが取得する必要がある情報を格納するのに適しています。一般に、不揮発性メモリーには、プロセッサーのブートコード、永続的なアプリケーション設定、インテルFPGAコンフィグレーション・データが格納されます。不揮発性メモリーは、電源を切ってもデータが保持されるという利点がありますが、揮発性メモリーに比べて書き込みが非常に遅く、多くの場合、書き込みと消去の手順がより複雑です。また、不揮発性メモリーは通常、特定の回数だけ消去可能であることが保証されており、その後は失敗する可能性があります。

不揮発性メモリーの例には、すべてのタイプのフラッシュ、EPROM、およびEEPROMが含まれます。インテルは、インテルFPGAビットストリームと Nios® Vプログラムイメージを不揮発性メモリーに格納し、 Nios® Vプロセッサーのブートデバイスとしてシリアルフラッシュを使用することをお勧めします。