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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーを使用した Nios® Vプロセッサーのハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサー・ソフトウェアのシステムデザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションと起動ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー - MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー - リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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4.2. アプリケーションのリンク
Nios® Vプロセッサーのプロジェクトを生成すると、BSP Editorは2つのリンカー関連ファイルを生成します。
- linker.x: リンカー・コマンド・ファイル。生成されたアプリケーションのmakefileが .elf バイナリーファイルを作成するために使用します。
- linker.h: リンカーのメモリーレイアウトに関する情報が含まれています。
すべての Nios® Vプロセッサー・アプリケーションには、次のリンカーセクションが含まれています。
追加のリンカーセクションを .elf ファイルに追加して、カスタムコードとデータを保持できます。これらのリンカーセクションは、物理メモリーデバイスとアドレスに対応するように定義された名前付きメモリー領域に配置されます。デフォルトでは、BSP Editorはこれらのリンカーセクションを自動的に生成します。ただし、特定のアプリケーションのリンカーセクションを制御することは可能です。
リンカーセクション | 説明 |
---|---|
.text | 実行可能なコードです。 |
.rodata | プログラムの実行で使用される読み出し専用データです。 |
.rwdata | プログラムの実行で使用される読み書きデータを格納します。 |
.bss | 初期化されていない静的データが含まれています。 |
.heap | 動的に割り当てられたメモリーが含まれます。 |
.stack | 関数呼び出しパラメーターとその他の一時データを格納します。 |