インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

3.3.3. xN クロックライン

xN クロックラインは、複数のトランシーバー・バンク間にわたりトランシーバー・クロックを配線します。

マスターCGB はx6 クロックラインをドライブし、x6 クロックラインはxN クロックラインをドライブします。xN Up とxN Down の2 種類のxN クロックラインがあり、xN Up クロックラインはマスターCGB 上部に位置するトランシーバー・バンクへクロックを配線し、xN Down クロックラインはマスターCGB 下部に位置するトランシーバー・バンクへクロックを配線します。xN クロックラインは、結合コンフィグレーションと非結合コンフィグレーションの両方で使用可能です。結合コンフィグレーションでは、マスターCGB の低速パラレルクロック出力が使用され、各チャネル内のローカルCGB はバイパスされます。非結合コンフィグレーションの場合、マスターCGB は各チャネルに高速シリアルクロック出力を提供します。

図 175. xN クロック・ネットワーク

xN クロック・ネットワークの最大チャネルスパンは、駆動PLL とマスターCGB が含まれているバンクから上下2 トランシーバー・バンクに及びます。単一結合および非結合xN グループでは、最大30 チャネルが使用可能です。

ボンディング・モードまたはノン・ボンディング・モードのいずれかでチャネルを駆動している間、xN クロック・ネットワークによってサポートされる最大データレートは、トランシーバー・バンクを駆動するために使用される電圧に依存します。