インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.7.12. PIPE コンフィグレーションにおけるチャネルの配置方法

フィッターまたはソフトウェア・モデルではなく、ハードウェアがすべての配置制限を規定します。制限は以下の通りです。

  • チャネルはボンディング・デザイン向けに隣接する必要がある。
  • x6 ラインにアクセスする唯一の方法はマスターCGB であり、これをボンディング・デザインで使用する必要がある。ローカルCGB はx6 へのアクセスを持たないので、ローカルCGB チャネルをスレーブチャネルへのルートクロック信号に使用することはできない。
  • -2 または-3 コア・スピードグレードでGen3 対応のPIPE コンフィグレーションを実装するときは、ハードIP (HIP) に隣接した場所に論理PCS マスターチャンネルを配置することはできない。
  • Gen3 対応のPIPE インターフェイスを備えるアクティブバンクの隣に配置されたPCIe* 以外のチャネルには、以下の制限がある。
    • VCCR_GXB とVCCT_GXB が1.03 V または1.12 V に設定されるとき、これらのバンクでのPCIe 以外のチャネルには、チップ間アプリケーション向けにサポートされるデータレートが最大12.5 Gbps である。これらのチャネルはバックプレーンの駆動に、またはGT レート向けに使用することができない。
    • VCCR_GXB とVCCT_GXB が0.95 V に設定される時、これらのバンクにあるPCIe 以外のチャネルは使用できない。

PCIe 向けArria 10 ハードIP を使用する際のチャネル配置のガイドラインについては、PCIe User Guide を参照してください。

ATX PLL 配置の制限について、詳しくはPLL およびクロック・ネットワークの章でPLL タイプの項の図「データレートに基づくトランスミットPLL の推奨」の部分を参照してください。