インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.5. Interlaken

Interlaken は、スケーラブル、チャネル化されたチップ間のインターコネクト・プロトコルです。

Interlaken の主な利点は、SPI 4.2 などの以前のプロトコルと比較した場合、その拡張性と低いI/O カウントにあります。その他の主な特徴としては、フロー制御、低いオーバーヘッド・フレーミング、および広範な整合性チェックが挙げられます。Interlaken は64 ビットのデータワードと3 つのコントロール・ビットで動作し、レーン全域にラウンドロビンでストライピングされます。プロトコルは、256 の論理チャネル上でパケットを受信し、最大65,536 の論理チャネルに対応するよう拡張することが可能です。パケットは、必要に応じてインターリーブすることができる小さなバーストに分割されます。バースト・セマンティクスには整合性チェックと、論理チャネルごとのフロー制御が含まれます。

Arria 10 デバイスで、Interlaken インターフェイスは、レーンあたり最高12.5 Gbps のデータレートで動作する1~48 のレーンをサポートしています。Interlaken は、エンハンストPCS を使用して実装されます。エンハンストPCS はInterlaken のASSP ベンダーおよびサードパーティーIP サプライヤとの相互運用性が実証されています。

Arria 10 デバイスは、Arria 10 トランシーバー・ネイティブPHY IP パラメーター・エディターでInterlaken 向けに以下に示す3 種類のプリセットを提供しています。

  • Interlaken 10x12.5 Gbps
  • Interlaken 1x6.25 Gbps
  • Interlaken 6x10.3 Gbps

エンハンストPCS は、ラインレートに合わせて32、40、および64 ビット幅のPMA-PCS インターフェイスを使用することができます。

図 27. Interlaken 向けトランシーバー・チャネルのデータパスとクロック以下の図では、シリアル・データレートは12.5 Gbps で、PMA 幅は40 ビットであると仮定しています。