インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

3.2.3. 入力リファレンス・クロックソースとしてのPLL カスケード接続

PLL カスケーディングでは、PLL 出力はフィードバックおよびカスケード・クロック・ネットワークに接続されています。第1 のPLL への入力リファレンス・クロックは、同じネットワークから供給することができます。このモードでは、1 つのPLL の出力が別のPLL のリファレンス・クロック入力を駆動します。PLL カスケーディングは、通常は単一のPLL ソリューションでは不可能な周波数出力を生成できます。 Arria® 10 デバイスのトランシーバーは、fPLL 間のカスケード接続をサポートしますが、カスケード接続では最大2 つのfPLL しかサポートできません。ATX PLL とfPLL とのカスケード接続は、OTN およびSDI プロトコルでのみ使用できます。
注:
  • キャリブレーション・プロセスを正常に完了するには、PLL (ATX PLL、fPLL、CDR/CMU PLL) を駆動するリファレンス・クロックが安定し、かつFPGA コンフィグレーションの開始時にフリーランニングである必要があります。それ以外の場合は、リキャリブレーションが必要です。
  • fPLL をカスケード接続されたfPLL (ダウンストリームfPLL) として使用する場合は、fPLL のユーザー・リキャリブレーションが必要です。詳細については、「キャリブレーション」の章で「ユーザー・リキャリブレーション」の項を参照してください。