インテル® Arria® 10 トランシーバーPHY ユーザーガイド

ID 683617
日付 4/20/2017
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ドキュメント目次

2.6.2.2. 10GBASE-R、IEEE 1588v2 に準拠した10GBASE-R、およびFEC 付き10GBASE-R のArria 10 トランシーバーへの実装方法

10GBASE-R、IEEE 1588v2 に準拠した10GBASE-R、またはFEC 付き10GBASE-R のトランシーバー・コンフィグレーション・ルールを実装する前に、10GBASE-R とPMA のアーキテクチャー、PLL アーキテクチャー、ならびにリセット・コントローラーについて十分に把握している必要があります。

ネイティブPHY IP を使用する、10GBASE-R、IEEE 1588 に準拠した10GBASE-R、またはKR FEC 付き10GBASE-R のトランシーバー・コンフィグレーション・ルールを実装するために、FPGA にユーザー設計のMAC やその他の層をデザインする必要があります。

  1. IP カタログからArria 10 Transceiver Native PHY IP をインスタンス化します。
    詳しくは、PHY IP コアの選択とインスタンス化を参照してください。
  2. 実装するプロトコルに応じて、Datapath Options の下のTransceiver configuration rule のリストから10GBASE-R10GBASE-R 1588、または10GBASE-R with KR FEC を選択します。
  3. 起点として、10GBASE-R、IEEE 1588v2 に準拠した10GBASE-R、およびFEC 付き10GBASE-R 向けネイティブPHY IP のパラメーター設定の表のパラメーター値を使用します。またはプリセットで説明しているプロトコルプリセットを使用することもできます。IEEE 1588v2 に準拠した10GBASE-R 向けには10GBASE-R Register Mode を選択します。その後で、デザインの具体的な要件に応じて設定を修正します。
  4. Generate をクリックして、ネイティブPHY IP コアのRTL ファイルを生成します。
    図 60. 10GBASE-R、IEEE 1588v2 に準拠した10GBASE-R、およびFEC 付き10GBASE-R のネイティブPHY IP コアの信号とポートIP コアの生成により、パラメーター設定に基づいて信号とポートが作成されます。


  5. PLL をインスタンス化し、設定します。
  6. トランシーバー・リセット・コントローラーを作成します。ユーザー設計のリセット・コントローラーの使用、またはArria 10 トランシーバー・ネイティブPHY リセット・コントローラーIP の使用が可能です。
  7. Arria 10 トランシーバー・ネイティブPHY をPLL IP とリセット・コントローラーに接続します。
    図 61. 10GBASE-R またはFEC 付き10GBASE-R のPHY デザイン向け接続ガイドライン
    図 62. IEEE 1588v2 に準拠する10GBASE-R のPHY デザイン向け接続ガイドライン
  8. デザインをシミュレーションして機能性を検証します。