Intel® Stratix® 10 高速LVDS I/O ユーザーガイド

ID 683792
日付 2/26/2019
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ドキュメント目次

5.1.4.1. トランスミッターの出力クロックのパラメーター設定

次のパラメーターを使用し、tx_outデータに対するtx_outclockの関係を指定することができます。

  • Desired tx_outclock phase shift (degrees)
  • Tx_outclock division factor

パラメーターは、シリアル・データ・レートで動作するfast_clockに基づき、tx_outclockの位相と周波数を設定します。tx_outデータに対するtx_outclockの必要な位相シフトは、fast_clockの45°のインクリメントで指定することができます。tx_outclockの周波数は、ドロップダウン・リストから選択可能な分周係数を使用して設定することができます。

tx_outに対してエッジ・アライメントされるtx_outclock

tx_outのシリアルデータのMSBにtx_outclockの立ち上がりエッジをアライメントするには、0°の位相シフトを指定します。

図 43. 0°でエッジ・アライメントされるtx_outclockのx8シリアライザーの波形 (分周係数8を使用)


tx_outに対して中央でアライメントされるtx_outclock

tx_outclocktx_outのシリアルデータのMSBにおける中央アライメントの関係を指定するには、180°の位相シフトを指定します。

図 44. 180°で中央アライメントされるtx_outclockのx8シリアライザーの波形 (分周係数8を使用)


  • 0°から 315°の位相シフトの値により、tx_outclockの立ち上がりエッジをtx_outデータのMSB内に配置します。
  • 360°から始まる位相シフトの値では、tx_outclockの立ち上がりエッジはMSBの後のシリアルビットに配置されます。例えば、540°の位相シフトの場合、立ち上がりエッジはMSBの後のビットの中央に配置されます。
図 45. 540°で中央アライメントされるtx_outclockのx8シリアライザーの波形 (分周係数8を使用)


Tx_outclock division factorのドロップダウン・リストを使用し、tx_outclockの周波数を設定します。

図 46. 180°で中央アライメントされるtx_outclockのx8シリアライザーの波形 (分周係数2を使用)次の図は、x8のシリアライゼーション係数で180°の位相シフトとtx_outclockの分周係数2を使用する場合を示しています (DDRクロックとデータの関係)。