Intel® Stratix® 10 高速LVDS I/O ユーザーガイド

ID 683792
日付 2/26/2019
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ドキュメント目次

4.3.2. FPGAのタイミング解析

LVDS SERDES IPコアを生成する際に、IPコアはSERDESハードウェア・クロックの設定とコアクロックをIPコアのタイミング解析に向けて生成します。
表 22.  非DPAモードとDPA-FIFOモードにおけるトランスミッターおよびレシーバーのクロックLVDS高速クロックの周波数はシリアライゼーション係数のためにユーザー・コア・クロックよりも高いため、IPはまた、マルチサイクル・パスの制約を作成することで、SERDESとコア間のインターフェイスの適切なタイミング解析を行います。
クロック クロック名
コアクロック <pll_instance_name>_*_outclk[*]
LVDS高速クロック <pll_instance_name>_*_lvds_clk[*]
表 23.  ソフトCDRモードにおけるレシーバーのクロック
クロック クロック名
コアクロック <lvds_instance_name>_core_ck_name_<channel_num>
DPA高速クロック <lvds_instance_name>_dpa_ck_name_<channel_num>
適切なタイミング解析を実現するため、マルチサイクル制約の代わりに、IPコアはrx_outのクロックの設定を次の形式で作成します。
  • 立ち上がりエッジのデータの場合 — <lvds_instance_name>_core_data_out_<channel_num>_<bit>
  • 立ち下がりエッジのデータの場合 — <lvds_instance_name>_core_data_out_<channel_num>_<bit>_neg

これらの適切なクロック設定により、タイミング・アナライザーでは、LVDS SERDESとコア間のインターフェイスの転送およびコア内の転送のタイミングを正しく解析することができます。