Intel® Stratix® 10 高速LVDS I/O ユーザーガイド

ID 683792
日付 2/26/2019
Public
ドキュメント目次

5.2. LVDS SERDES IPコアの信号

表 30.   LVDS SERDES IPコアのTXおよびRXで共通の信号
信号名 方向 タイプ 説明
inclock 1 入力 クロック PLLのリファレンス・クロック
pll_areset 1 入力 リセット LVDS SERDES IPコアのすべてのブロックとPLLに対するアクティブHighの非同期リセット
pll_locked 1 出力 コントロール 内部PLLがロックするとアサートします
表 31.   LVDS SERDES IP コアのRX信号次の表では、NはLVDSインターフェイスの幅とシリアルチャネルの数を表し、JはインターフェイスのSERDES係数を表します。
信号名 方向 タイプ 説明
rx_in N 入力 データ LVDSシリアル入力データ
rx_bitslip_reset N 入力 リセット クロックとデータのアライメント回路 (ビットスリップ) に対する非同期アクティブHighリセット
rx_bitslip_ctrl N 入力 コントロール
  • ビットスリップ回路の正のエッジでトリガーされるインクリメント
  • アサートごとに、1ビットのレイテンシーを受信ビットストリームに追加します。
rx_dpa_hold N 入力 コントロール
  • 非同期アクティブHigh信号で、ターゲットチャネルでDPA回路が新しいクロック位相に切り替わるのを防ぎます。
    • Highに保持 — 選択されているチャネルで現在の位相設定を維持します
    • Lowに保持 — 選択されているチャネルのDPAブロックは、着信データストリームの位相を継続的に監視し、必要に応じて新しいクロック位相を選択します
  • DPA-FIFOモードでのみ適用可能
rx_dpa_reset N 入力 リセット
  • DPAブロックに対する非同期アクティブHighリセット
  • 最小パルス幅は1パラレルクロック周期
  • DPA-FIFOモードとソフトCDRモードでのみ適用可能
rx_fifo_reset N 入力 リセット
  • FIFOブロックに対する非同期アクティブHighリセット
  • 最小パルス幅は1パラレルクロック周期
  • DPA-FIFOモードでのみ適用可能
rx_out N*J 出力 データ レシーバーのパラレルデータ出力
  • DPA-FIFOモードと非DPAモード — rx_coreclockに同期します
  • ソフトCDRモード — 各チャネルには、rx_divfwdclkに同期するパラレルデータがあります
rx_bitslip_max N 出力 コントロール
  • ビットスリップのロールオーバー信号
  • rx_bitslip_ctrlの次のアサートでシリアルビットのレイテンシーを0にリセットする際にHighになります。
rx_coreclock 1 出力 クロック
  • PLLによって提供されるRXインターフェイスのコアクロック
  • 外部PLLを使用する場合は利用できません
rx_divfwdclk N 出力 クロック

理想的なDPA位相をもつチャネルごとの分周クロック

  • 特定のチャネルの回復済み低速クロック
  • ソフトCDRモードでのみ適用可能

各チャネルの理想的なサンプリング位相は異なる場合があるため、rx_divfwdclk信号は相互にエッジ・アライメントではないことがあります。各rx_divfwdclkでは、同じチャネルからのデータでコアロジックを駆動する必要があります。

rx_dpa_locked N 出力 コントロール

DPAブロックが理想的な位相を選択するとアサートされます。

  • LVDS SERDES IPコアによって駆動されます
  • 特定のチャネルで信号が理想的な位相に整定されるとアサートされます
  • 次のいずれかの条件でデアサートします。
    • DPAが位相を1つ動かした場合
    • DPAが同じ方向に位相を2つ動かした場合
  • DPA-FIFOモードとソフトCDRモードでのみ適用可能

rx_dpa_holdのアサート後は、rx_dpa_locked信号のトグルはすべて無視します。

表 32.   LVDS SERDES IPコアのTX信号次の表では、NはLVDSインターフェイスの幅とシリアルチャネルの数を表し、JはインターフェイスのSERDES係数を表します。
信号名 方向 タイプ 説明
tx_in N*J 入力 データ コアからのパラレルデータ
tx_out N 出力 データ LVDSシリアル出力データ
tx_outclock 1 出力 クロック
  • 外部リファレンス・クロック (TXデータパスを介してオフチップで送信されます)
  • tx_outとソースシンクロナス
tx_coreclock 1 出力 クロック

シリアライザーに供給するコアロジックを駆動します

  • クロック・フェーズ・アライメント・ブロックがオフになっている場合、この信号はext_coreclock入力のフィードスルーです
  • クロック・フェーズ・アライメント・ブロックがオンなっている場合、この信号はloadenによって生成されるフェーズ・アライメントされたコアクロック信号です。
表 33.   LVDS SERDES IPコアの外部PLL信号外部PLLモードに必要なPLLクロックの周波数、デューティー・サイクル、および位相シフトの設定については、IPのパラメーター・エディターのClock Resource Summaryタブを参照してください。
信号名 方向 タイプ 説明
ext_fclk 1 入力 クロック

LVDS高速クロック

  • シリアルデータ転送に使用されます
  • すべてのモードで必要です

このポートをIOPLL Intel® FPGA IPからの信号に接続する方法の詳細については、関連情報を参照してください。

ext_loaden 1 入力 クロック

LVDSロードイネーブル

  • パラレルロードに使用されます
  • RXソフトCDRモードでは必要ありません

このポートをIOPLL IPコアからの信号に接続する方法の詳細については、関連情報を参照してください。

ext_coreclock 1 入力 クロック
  • シリアライザーに供給するコアロジック (TX)、またはデシリアライザーから受信するコアロジック (RX) を駆動します。
  • RXコアレジスターはrx_divfwdclkでクロックが提供されますが、この信号はRXソフトCDRモードで存在します。
ext_vcoph[7:0] 8 入力 クロック
  • 最適な位相選択に向け、DPA回路にVCOクロックを提供します。
  • RX DPA-FIFOおよびRXソフトCDRモードで必要です。
  • Use the CPA block for improved periphery-core timingをオンにしている場合に、サポートされているすべてのモードで必要です。

このポートをIOPLL IPコアからの信号に接続する方法の詳細については、関連情報を参照してください。

ext_pll_locked 1 入力 データ

PLLロック信号

  • RX DPA-FIFOおよびRXソフトCDRモードで必要です。
  • Use the CPA block for improved periphery-core timingをオンにしている場合に、サポートされているすべてのモードで必要です。
ext_tx_outclock_fclk 1 入力 クロック

高速クロックの位相シフトバージョン

180°の倍数ではないTX outclockの位相シフトに必要です。

ext_tx_outclock_ loaden 1 入力 クロック

load_enableの位相シフトバージョン

180°の倍数ではないTX outclockの位相シフトに必要です。