Intel® Stratix® 10 高速LVDS I/O ユーザーガイド

ID 683792
日付 2/26/2019
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ドキュメント目次

3.1.7.2. 外部 PLL モードのIOPLLパラメーター値

次の例は、IOPLL IP コアを使用してLVDS SERDESの出力クロックを生成するにあたってのクロッキング要件を示しています。なお、例では、クロックとデータはデバイスのピンでエッジ・アライメントされるという仮定で位相シフトを設定しています。

注: 他のクロックおよびデータの位相関係については、インテルは、外部 PLL モードオプションを使用せずに、最初にLVDS SERDES インターフェイスをインスタンス化することを推奨します。 インテル® Quartus® Prime ソフトウェアの IP コアをコンパイルし、各クロック出力の周波数、位相シフト、およびデューティー・サイクルの設定に留意します。これらの設定をIOPLL IP コア Parameter Editorに入力し、該当の出力をLVDS SERDES IP コアに接続します。
表 11.  例: IOPLL IPを使用した出力クロックの生成 (非DPAモードのレシーバー) この表は、非DPAモードを使用している場合に、IOPLL IPを使用して、3つの出力クロックを生成するためにIOPLL IPのパラメーター・エディターで設定できるパラメーターの値をリストしています。
パラメーター

outclk0

( LVDS SERDESトランスミッターまたはレシーバーのext_fclkポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

(loaden[0] としてLVDS SERDES IPトランスミッターまたはレシーバーの ext_loaden[0] ポートに接続)

outclk4 2

(トランスミッターとレシーバーの両方にパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、LVDS SERDES IPコアの ext_coreclock ポートに接続)

Frequency

データレート

データレート / シリアライゼーション係数

データレート / シリアライゼーション係数

Phase shift

180°

[( デシリアライゼーション係数 – 1 ) / デシリアライゼーション係数 ] x 360°

Duty cycle

50%

100 / シリアライゼーション係数

50%

RSKM の式を使用する位相シフトの計算では、入力クロックとシリアルデータはエッジ・アライメントされていると仮定します。180° の位相シフトをサンプリング・クロック (outclk0) に導入すると、次の図に示されるように、入力データは outclk0 に対して確実に中央に揃えられます。

図 20. 外部 PLL インターフェイス信号の位相関係


表 12.  例: IOPLL IPを使用した出力クロックの生成 (DPAまたはソフトCDRモードのレシーバー)次の表は、DPA およびソフト CDR モードを使用している場合、IOPLL IP コアを使用して、4 つの出力クロックを生成するためのIOPLL Parameter Editorで設定できるパラメーターの値を示しています。DPA およびソフト CDR モードを使用している場合、IOPLLlocked出力ポートを反転し、LVDS SERDES IP コアのpll_aresetポートに接続する必要があります。
パラメーター

outclk0

( LVDS SERDESトランスミッターまたはレシーバーのext_fclkポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

(loaden[0] としてLVDS SERDES IPトランスミッターまたはレシーバーの ext_loaden[0] ポートに接続)

ソフトCDRのレシーバーでは不要。

outclk42

(トランスミッターとレシーバーの両方にパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、LVDS SERDES IPコアの ext_coreclock ポートに接続)

VCO周波数

(phout[7:0] としてLVDS SERDES IPの ext_vcoph[7:0] ポートに接続)

Frequency

データレート

データレート / シリアライゼーション係数 データレート / シリアライゼーション係数

データレート

位相シフト

180°

[ ( デシリアライゼーション係数 – 1 ) / デシリアライゼーション係数 ] x 360°

デューティ・サイクル

50%

100 / シリアライゼーション係数

50%

表 13.  例: レシーバーチャネルと共用される複数のバンクにまたがるトランスミッター向けの共用IOPLL IPを使用した出力クロックの生成 (DPAまたはソフトCDRモードのレシーバー)次の表は、IOPLL IP コアを使用して、6 つの出力クロックを生成するためのIOPLL Parameter Editorで設定できるパラメーターの値を示しています。DPA およびソフトCDR モードでレシーバーチャネルと共有する複数のバンクにまたがるトランスミッfター・チャネルを使用する場合は、これらの設定を使用します。DPA およびソフトCDR モードを使用している場合、IOPLLlocked出力ポートを反転し、LVDS SERDESIP コアのpll_aresetポートに接続する必要があります。
パラメーター

outclk0

(LVDS SERDESレシーバーのext_fclk ポートにlvds_clk[0]として接続する )

outclk1

(loaden[0] としてLVDS SERDES IPレシーバーの ext_loaden[0] ポートに接続)

ソフトCDRのレシーバーでは不要。

outclk42

(トランスミッターとレシーバーの両方にパラレル・データ・レジスター用のコアクロックとして使用され、LVDS SERDES IPコアの ext_coreclock ポートに接続)

VCO 周波数

(phout[7:0] としてLVDS SERDES IPの ext_vcoph[7:0] ポートに接続)

outclk2

(LVDS SERDESトランスミッターのext_fclkポートにlvds_clk[1]として接続する )

outclk3

(loaden[1] としてLVDS SERDES IPトランスミッターの ext_loaden[1] ポートに接続)

周波数

データレート

データレート / シリアライゼーション係数 データレート / シリアライゼーション係数

データレート

位相シフト

180°

[( デシリアライゼーション係数 – 1) / デシリアライゼーション係数 ] x 360°

デューティ・サイクル

50%

100 / シリアライゼーション係数

50%

2 Use the CPA block for improved periphery-core timingをオンにする場合は必要ありません。