Intel® Stratix® 10 高速LVDS I/O ユーザーガイド

ID 683792
日付 2/26/2019
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ドキュメント目次

4.3. LVDS SERDES IP コアのタイミング

インテル® Quartus® Primeソフトウェアを使用して、 インテル® Stratix 10® デバイスのLVDS SERDES IPコアの適切なタイミング解析を実行するために必要なタイミング制約を生成します。
表 20.   LVDS SERDES IPコアのタイミング・コンポーネント
タイミング・コンポーネント 概要
ソース同期パス ソース同期パスは、送信デバイスから受信デバイスにクロック信号およびデータ信号が送られるパスです。例えば、
  • FPGA/LVDS/TX から外部受信デバイスへ送信
  • 外部送信デバイスから FPGA / 非 DPA mode/LVDS/RX 受信パスへ
ダイナミック・フェーズ・アライメント・サポート DPA ブロックは、I/O キャプチャー・パスをソフト CDR モードと DPA-FIFO モードで登録します。DPA ブロックは、入力データをラッチするために、PLL VCO クロックから最適な位相を動的に選択します。
内部 FPGA パス

内部 FPGA パスは、次の FPGA ファブリック内のパスです。

  • LVDS RX ハードウェアからコアレジスターへのパス
  • コアレジスターから LVDS TX ハードウェアへのパス
  • その他コアレジスターからコアレジスターへのパス

タイミング・アナライザーは、対応するタイミングマージンを報告します。

表 21.   LVDS SERDESタイミング制約ファイルこの表には、LVDS SERDES IPコアで生成されるタイミングファイルがリストされています。LVDS SERDES IPコアのタイミング解析を成功させるためにこれらのファイルを使用してください。 これらのファイルは<variation_name>ディレクトリーにあります。
ファイル名 概要
<variation_name>_altera_lvds_core20_<quartus_version>_<random_id>.sdc

この.sdcファイルにより、 インテル® Quartus® Prime Fitterはタイミングドリブンコンパイルでタイミングマージンを最適化することができます。 このファイルによって、タイミング・アナライザーはデザインのタイミングを分析することもできます。

IP コアは、次の動作に.sdc を使用します。

  • PLL 入力のクロックの作成
  • 生成されたクロックの作成
  • derive_clock_uncertainty の呼び出し
  • 適切なマルチサイクル制約の作成

IP 生成中に生成された.qip でこのファイルを見つけることができます。

sdc_util.tcl この.tcl ファイルは、.sdc が使用する関数とプロシージャーのライブラリーです。