リソース使用率は、H-tile Ethernet Hard IPのパラメーター・エディターで指定したパラメーター設定によって変わります。このIPコアは、他のIPコアほどパラメーター設定に敏感ではありません。これは、機能の多くがHard IPにあるためです。MAC+PCS、PCS Only、OTN 1、またはFlexEのバリエーションの選択などの一部のパラメーターは、デバイスのリソース使用率に影響します。 MAC+PCSバリエーションを選択した場合、IPコアには、追加機能を実装するための追加リソースが必要です。
注: インテルでは、リソース使用率の数値は概算であるとアドバイスしています。 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション Fitterによるリソースの割り当ては、デザイン全体に基づきます。次の数値は、シンプルなデザインでの1回の実行の結果です。実際の結果は異なる場合があります。
表 7. IPコアによる インテル® Stratix® 10 デバイスのFPGAリソース使用率 次の表は、リソースと予想されるパフォーマンスを インテル® Stratix® 10 デバイスで選択した H-tile Ethernet Hard IPコアのバリエーションごとに一覧表示したものです。 この結果は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション v18.1開発ソフトウェアを使用して取得したものです。パラメーターはすべて、表に示しているパラメーター以外は、デフォルト値です。
- Ethernet rate
- Ethernet IP layers
- Enable AN/LT、Enable Auto-Negotiation、および Enable Link Training はいずれも、すべて True または Falseの値に設定されています。
- ALMおよびロジックレジスターの数は、十の位で切り上げてあります。
- 切り上げる前のALMの数は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションFitter ReporのALMs neededの数です。
イーサネット・レート |
イーサネットIPレイヤー |
AN/LTのイネーブル |
ALM |
専用ロジックレジスター数 |
メモリー M20K |
100G |
MAC+PCS |
True |
12200 |
17530 |
12 |
False |
4900 |
7490 |
2 |
PCS Only |
False |
1500 |
2513 |
0 |
OTN1 |
False |
1500 |
2355 |
0 |
FlexE |
False |
1500 |
2355 |
0 |
表 8. IPコアによる インテル® Agilex™ デバイスのFPGAリソース使用率次の表は、リソースと予想されるパフォーマンスを インテル® Agilex™ デバイスで選択したH-tile Ethernet Hard IPコアのバリエーションごとに一覧表示したものです。 この結果は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション v20.3開発ソフトウェアを使用して取得したものです。パラメーターはすべて、表に示しているパラメーター以外は、デフォルト値です。
- Ethernet rate
- Ethernet IP layers
- Enable AN/LT、Enable Auto-Negotiation、およびEnable Link Trainingはいずれも、すべて Trueまたは Falseの値に設定されています。
- ALMおよびロジックレジスターの数は、十の位で切り上げてあります。
- 切り上げる前のALMの数は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションFitter ReportのALMs neededの数です。
イーサネット・レート |
イーサネットIPレイヤー |
AN/LTのイネーブル |
ALM |
専用ロジックレジスター数 |
メモリー M20K |
100G |
MAC+PCS |
True |
11,617 |
18,571 |
10 |
False |
5,645 |
7,354 |
0 |