H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

6.5. FlexEおよびOTNモードのTXインターフェイス

H-tile Ethernet Hard IPコアのTXクライアント・インターフェイスは、FlexEおよびOTNバリエーションでは、PCS66インターフェイス・プロトコルを採用しています。

FlexEおよびOTNのバリエーションでは、アプリケーションによって66bブロックをTX PCSに書き込むことができます。TX MACはバイパスします。

  • FlexEモードでは、PCSのTXエンコーダーもバイパスします。
  • OTNモードでは、TXエンコーダーとスクランブラーの両方をバイパスします。

送信方向では、クライアントはソースとして動作し、TX PCSはシンクとして動作します。

注: H-tile Ethernet Hard IPでは、OTN機能の暫定サポートを提供しています。詳細は、最寄りのインテル販売代理店にお問い合わせいただくか、次のリンクからインテルプレミアサポート (IPS) ケースを提出してください。https://www.intel.com/content/www/us/en/programmable/my-intel/mal-home.html
表 22.  PCS66 TXインターフェイスの信号

信号名

説明

i_tx_pcs66_d[255:0]

4ブロックのTX PCS 66bデータです。

  • FlexEモードでは、表示されるデータは、100GBASE-R4送信用にスクランブルおよびビットインターリーブされます。
  • OTNモードでは、データはビットインターリーブのみされて、スクランブルはされません。

i_tx_pcs66_valid

アサートされると、TX PCS 66bデータが有効であることを示します。

アサートは、TX PCS 66b Ready信号がアサートされたときにしてください。

o_tx_pcs66_ready

TX PCS 66b Ready信号です。

アサートされると、PCSで新しいデータの受信準備ができていることを示します。

i_tx_pcs66_am

アライメント・マーカー挿入ビットです。

FlexEモードでこの信号をアサートすると、PCSでは、TX PCSデータ信号に表示されているデータの代わりにアライメント・マーカーのギャップを許可します。アプリケーションによってブロックがアライメント・マーカーとしてマークされ、スクランブラーによるデータの処理はされません。

OTNモードでは、この信号は使用しません。入力ストリームには、そのアライメント・マーカーが含まれていることが想定されます。

図 28. PCS66 TXインターフェイスを使用したデータ送信この図で示しているのは、PCS66 TXインターフェイスを使用して、66bブロックをFlexEおよびOTNモードでTX PCSに直接書き込む方法です。
図 29. TX PCS66インターフェイスでのアライメント・マーカーの挿入