インテルのみ表示可能 — GUID: qna1510793199536
Ixiasoft
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5. リセット
外部ハードリセット i_csr_rst_n またはソフトリセット eio_sys_rst をアサートすると、すべてのイーサネット・レジスターが元の値に戻ります。これには統計情報カウンターも含まれます。また、すべてのトランシーバー・レジスターも元の値に戻ります。追加の専用リセット信号 i_reconfig_reset により、トランシーバー・リコンフィグレーションおよびイーサネット・リコンフィグレーションのインターフェイスがリセットされます。
一般的なリセット信号によりリセットする機能は次のとおりです。
- soft_tx_rst、i_tx_rst_n: TX PCSおよびTX MACをリセットします。このリセットにより、o_tx_lanes_stable 出力信号がデアサートされます。
- soft_rx_rst、i_rx_rst_n: RX PCSおよびRX MACをリセットします。このリセットにより、o_rx_pcs_ready 出力信号がデアサートされます。
- eio_sys_rst、 i_csr_rst_n: IPコアをリセットします。TXおよびRX MAC、イーサネット・リコンフィグレーション・レジスター、PCS、およびトランシーバーをリセットします。このリセットにより、o_tx_lanes_stable および o_rx_pcs_ready 出力信号がデアサートされます。この信号を使用して、トランシーバーの再キャリブレーションのたびにIPコアをリセットします。
リセット信号 | ブロック | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MAC TXデータパス | PCS TXデータパス | MAC RXデータパス | PCS RXデータパス | PHY | CSR (MAC/PHY) | TX統計情報 | RX統計情報 | |
i_csr_rst_n、eio_sys_rst | √ |
√ |
√ |
√ |
√ |
√ |
√ |
√ |
i_tx_rst_n、 soft_tx_rst |
√ |
√ |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
i_rx_rst_n、 soft_rx_rst |
X |
X |
√ |
√ |
X |
X |
X |
X |
soft_clear_tx_stats |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
√ |
X |
soft_clear_rx_stats |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
√ |
さらに、同期 i_reconfig_reset 信号では、IPコア・トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイスとイーサネット・リコンフィグレーション・インターフェイスをリセットします。関連クロック i_reconfig_clk では、2つのインターフェイスをクロッキングします。
システムの考慮事項
- システムリセットは、IPコアの動作を開始する前に実行する必要があります。そのためには、i_csr_rst_n と i_reconfig_reset を一緒にアサートおよびデアサートします。両方の信号をアサートするには、i_csr_rst_n 信号を0に設定し、i_reconfig_reset 信号を1に設定します。両方の信号をデアサートするには、 i_csr_rst_n を1に設定し、i_reconfig_reset を0に設定します。IPコアでは、正しいリセットシーケンスを実装し、IPコア全体をリセットします。
-
送信リセットのアサートは、ダウンストリーム・レシーバーが整列済みの状態で行うと、レシーバーのアライメントが失われます。ダウンストリーム・レシーバーでは、ロックを失う前に、誤った形式のフレームを受信する可能性があります。
-
受信リセットのアサートは、アップストリーム・トランスミッターによるパケット送信中に行うと、送信中のパケットが破損します。
-
ATX PLLがロックを失うと、IPコアでは、送信側と受信側を強制的にリセットします。IPコアによってイーサネット・ハードIPもリセットするには、ATX PLLがロックを失った後に i_csr_rst_n 信号をアサートしてください。
-
IPコアでシリアルリンクの信号が失われると、受信リセットがアサートされます。
- eio_sys_rst リセットがアサートされている間は、他のレジスターにはアクセスしないでください。
- オート・ネゴシエーションとリンク・トレーニング (AN/LT) がイネーブルされている場合、eio_sys_rst リセットは、AN/LT動作が完了するまでは使用しないでください。データモードでは、eio_sys_rst リセットは、他のAvalon-MMアクセスの処理中以外は使用できます。
次の図で示すのは、i_tx_rst_n および i_rx_rst_n リセット信号をアサートしたときのTXデータパスおよびRXデータパスのリセットシーケンスです。