インテルのみ表示可能 — GUID: dbi1510620689408
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: dbi1510620689408
Ixiasoft
3.2. RTLパラメーター
H-tile Ethernet Hard IPによるパラメーターの提供は、生成されたRTLで行います。これをお使いのIPコア・インスタンス用に変更できます。IPコア・バリエーションをパラメーター・エディターから生成すると、RTLモジュールが作成されます。デザインでは、このモジュールの複数のインスタンスをインスタンス化する場合があります。RTLパラメーター値は、各インスタンスに対して指定できます。各RTLパラメーターによって、IPコアの1つ以上のレジスターフィールドの初期値およびリセット値が決まります。
RTLパラメーターを使用すると、IPコア・インスタンスをカスタマイズして、お使いのIPコア・バリエーション用に選択したデフォルトや同じIPコア・バリエーションの他のインスタンスとは異なるものにすることができます。この機能により、デザインを微調整する際に、電源投入後に再生成やレジスターの読み書きを行う必要がなくなります。さらに、パラメーター値を指定して、それが複数のインスタンスで同一にならないようにできます。例えば、インスタンスごとに異なるTX送信元アドレスを指定する際には、関連するレジスターへの書き込みは不要です。
RTLパラメーターにアクセスするには、IPコンフィグレーションおよびテストファイルを参照してください。シミュレーション・ベースのRTLパラメーターは次の場所にあります。<your_project_directory>\<your_IP_name>\sim\<your_IP_name>.v合成ベースのRTLパラメーターは次の場所にあります。<your_project_directory>\<your_IP_name>\synth\<your_IP_name>.v
パラメーター |
パラメーターの説明 |
---|---|
すべてのIPコア・バリエーションで使用可能なパラメーター | |
sim_mode | IPコアをシミュレーション・モードにするかどうかを指定します。このモードでは、アライメント・マーカー期間が短縮され、RX PCSアライメントまでの時間を低減します。
このパラメーター値によって、次のレジスターフィールドの初期値およびリセット値が決定されます。
|
MAC+PCS IPコア・バリエーションのみで使用可能なパラメーター | |
rx_pause_daddr | PAUSEフレームおよびPFCフレームの宛先アドレスを設定します。RX MACでは、このアドレスを使用して着信PAUSEフレームとPFCフレームが現在のIPコアに適用するかどうかをフィルタリングします。
このパラメーターの値によって、オフセット0x707および0x708での RX_PAUSE_DADDR レジスターの初期値およびリセット値が決まります。 |
source_address_insertion | IPコアで、発信パケットの送信元アドレスの上書きをサポートするかどうかを選択します。この送信元アドレスは、IPコアがTX MACインターフェイス上で受信するものです。このとき使用するのは、オフセット0x40Cおよび0x40Dでの TXMAC_SADDR レジスター値です。
このパラメーターの値によって、オフセット0x40Aでの TXMAC_CONTROL レジスターの en_saddr_insert フィールド (ビット [3]) の初期値およびリセット値が決まります。 |
tx_pause_daddr | TX MACによってPAUSEフレームおよびPFCフレームに挿入される宛先アドレスを設定します。このアドレスは、IPコアによってイーサネット・リンク上で送信され、TX MACクライアント・インターフェイス上の i_tx_pause 信号または i_tx_pfc[n] 信号のアサートに応答したものです。
このパラメーターの値によって、オフセット0x60Dと0x60Eでの TX_PFC_DADDR レジスターの初期値およびリセット値が決まります。 |
tx_pause_saddr | TX MACによってPAUSEフレームおよびPFCフレームに挿入される送信元アドレスを設定します。このアドレスは、IPコアによってイーサネット・リンク上で送信され、TX MACクライアント・インターフェイス上の i_tx_pause 信号または i_tx_pfc[n] 信号のアサートに応答したものです。
このパラメーターの値によって、オフセット0x60Fおよび0x610での TX_PFC_SADDR レジスターの初期値およびリセット値が決まります。 |
txmac_saddr | TX MACによってパケットに挿入される送信元アドレスを設定します。これは、ソースMACアドレス挿入がイネーブルのときにTX MACクライアント・インターフェイスに書き込まれます。
このパラメーターの値によって、オフセット0x40Cと0x40Dでの TXMAC_SADDR レジスターの初期値とリセット値が決まります。 |