H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

4.2.5. 一時停止制御フレームのフィルタリング

H-tile Ethernet Hard IPでサポートしているオプションを使用して、次の機能を着信一時停止制御フレームに対してイネーブルまたはディスエーブルできます。このオプションは、 Stop TX traffic when link partner sends pause パラメーターをDisable Flow Controlに設定しない限りは使用可能です。

フィルタリングの場合、PAUSEパケットとPFCパケットが処理されるのは、その宛先アドレスが rx_pause_daddr パラメーターで指定されたアドレスと一致する場合のみです。

  • Forward RX pause requests をパラメーター・エディターでオンにすると、RX PAUSEおよびPFCフレームは、常にRXクライアントに渡されます。処理中であっても同様です。
  • Forward RX pause requests をパラメーター・エディターでオフにすると、RX PAUSEおよびPFCパケットは内部で処理され、RXクライアントに有効なパケットとして提示されることはありません。

PAUSEまたはPFCパケットの宛先アドレスは、rx_pause_daddr パラメーターに一致させます。Length/Typeフィールドは0x8808に設定し、パケットの最初の2バイトは0x0001または0x0101に設定してください。

PAUSEまたはPFCを実際にトリガーするには、パケットの長さが正しく、FCSエラーがないことを確認してください。このような状態は、パケット全体の到着までは分かりません。そのため、 Forward RX pause requests をオフにすると、パケットがフィルタリングされていることがあります。これは、PAUSEまたはPFCパケットのように見えるからですが、サイズが間違っているかエラーがあるため処理されません。