H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

4.2.8. イーサネット送信の順序

TX MACによるイーサネット・リンク上のバイトの送信は、最初はプリアンブルで、最後はFCSです。これは、IEEE 802.3スタンダードに従っています。送信クライアント・インターフェイスでは、IPコアでは、クライアントによってフレームの最上位バイトが最初に送信され、各バイトがビッグ・エンディアン形式で送信されるのを待ちます。同様に、受信クライアント・インターフェイスでは、IPコアによって、クライアントにフレームの最上位バイトが最初に送信され、各バイトはビッグ・エンディアン形式で処理されます。

図 12. クライアント・インターフェイス・レーンのバイトオーダー (プリアンブル・パススルーなしの場合)この図で表しているのは、プリアンブル・パススルー機能がオフのときのAvalon-STインターフェイス上のバイトオーダーです。Destination Address[40]はブロードキャスト/マルチキャスト・ビット (タイプビット) です。Destination Address[41]は、ローカル管理アドレスのビットです。


例えば、宛先MACアドレスには、次の6オクテットAC-DE-48-00-00-80が含まれています。最初に送信されるオクテット (802.3スタンダードに記載されているMACアドレスのオクテット0) はACで、最後に送信されるオクテット (MACアドレスのオクテット7) は80です。最初に送信されるビットは、ACの低次ビット (ゼロ) です。最後に送信されるビットは、80の高次ビット (1) です。

上の表と次の図では、この例で、0xACはDA5 (DA[47:40]) 上に駆動され、0x80はDA0 (DA[7:0]) 上に駆動されることを示しています。

図 13. Avalon-ST信号での100Gbpsオクテット送信 (プリアンブル・パススルーなしの場合)この図で示しているのは、プリアンブル・パススルーがオフのときにクライアント・フレームのオクテットがTXデータパスを介して転送される様子です。
図 14. Avalon-STインターフェイス・レーンのバイトオーダー (プリアンブル・パススルーありの場合)この図で表しているのは、Avalon-STインターフェイス上のバイトオーダーです。このときプリアンブル・パススルー機能はオンです。

Destination Address[40] はブロードキャスト/マルチキャスト・ビット (タイプビット) です。Destination Address[41] は、ローカル管理アドレスのビットです。



図 15. Avalon-ST信号での100Gbpsオクテット送信 (プリアンブル・パススルーありの場合)この図で示しているのは、クライアント・フレームのオクテットがTXデータパスを介して転送される様子です。このときプリアンブル・パススルーはオンです。8つのプリアンブル・バイトは、宛先アドレスバイトに先行します。プリアンブル・バイトは逆になります。アプリケーションでは、i_tx_data[455:448] のSFDバイトと i_tx_data[511:504] のSTARTバイトを駆動する必要があります。

宛先アドレスバイトおよび送信元アドレスバイトは、プリアンブル・パススルーの後に続きます。この順序はプリアンブル・パススルーなしの場合と同じです。