H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

4.2.3.1. XOFFフレーム送信をトリガーする条件

H-tile Ethernet Hard IPコアでは再送信をサポートしています。再送信の際、IPコアでは、XOFFフレームを定期的に再送信し、一時停止時間を信号値に基づいて延長します。

TX MACでPAUSE XOFFフレームを送信するのは、次のいずれかの状況が発生した場合です。

  • クライアントによるXOFF送信の要求: クライアントからの明示的な要求によって、XOFFフレームの送信が i_tx_pause および i_tx_pfc[7:0] 信号を使用して行われます。 i_tx_pause がアサートされると、PAUSE XOFFフレームのイーサネット・ネットワークへの送信が、現在のフレーム送信の完了時に行われます。 i_tx_pfc がアサートされると、PFC XOFFパケットが、XOFF要求とともに送信されます。この要求は、信号内のビットがHighの各Queueに対するものです。例えば、 i_tx_pfc を0x03に設定すると、Queue 0と1のXOFF要求が送信されます。
  • ホスト (ソフトウェア) によるPAUSE XOFF送信の要求: 一時停止要求レジスターを設定すると、PAUSE XOFFフレームを送信する要求がトリガーされます。同様に、PFC要求レジスターを設定すると、選択したPriority Queueに対するPFC XOFFフレーム要求がトリガーされます。
  • 再送信モード: 再送信ホールドオフ・イネーブル・ビットの値が1で、i_tx_pause 信号がアサートされたまま、または一時停止要求レジスター値がHighのままの場合、前のPAUSE XOFF送信後、ホールドオフ・クォンタム・レジスターで指定した期間が経過すると、TX MACでは別のPAUSE XOFFフレームをイーサネット・ネットワークに送信します。同じメカニズムがPFCにも当てはまります。IPコアが再送信モードで一時停止している間は、他の2つの方法のいずれかを使用して新しいXOFFフレームをトリガーすることはできません。信号またはレジスター値が既に高くなっているためです。
注: インテルでは、フロー制御ポートを使用してリモート・イーサネット・ノードのバックプレッシャーを実行することをお勧めしています。