H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

6.4. ユーザーロジックに対するRX PCSインターフェイス

H-tile Ethernet Hard IPコアのRXクライアント・インターフェイスは、PCS Onlyバリエーションでは、Media Independent Interface (MII) プロトコルを採用しています。

受信方向では、RX PCSはソースとして動作し、クライアントはシンクとして動作します。

表 21.  MII RXクライアント・インターフェイスの信号すべてのインターフェイス信号のクロッキングは、 i_clk_rx クロックにより行われます。

信号名

説明

i_clk_rx IPコアのRXクロックは i_clk_rx です。このクロックの周波数は402.83203125MHzです。

o_rx_mii_d[255:0]

RX MIIデータです。データはMIIエンコーディングです。o_rx_mii_d[7:0] では、IPコアによってイーサネット・リンク上で送信される最初のバイトを保持します。o_rx_mii_d[0] では、IPコアによってイーサネット・リンクで送信された最初のビットを保持します。

o_rx_mii_valid 値が0、または o_rx_mii_am_valid 値が1の場合、o_rx_mii_d の値は無効です。

o_rx_mii_c[31:0]

RX MII制御ビットです。各ビットは、o_rx_mii_d の1バイトに対応しています。例えば、o_rx_mii_c[0]o_rx_mii_d[7:0] に対応し、o_rx_mii_c[1]o_rx_mii_d[15:8] に対応します。

ビットの値が1の場合、対応するデータバイトは制御バイトです。ビットの値が0の場合、対応するデータバイトはデータです。

Start of Packetバイト (0xFB) 、End of Packetバイト (0xFD) 、Idleバイト (0x07) 、およびエラーバイト (0xFE) は制御バイトですが、プリアンブル・バイト、Start of Frame (SFD) バイト (0xD5) 、CRCバイト、およびペイロードバイトはデータバイトです。

o_rx_mii_valid の値が0の場合、またはo_rx_mii_am_valid の値が1の場合は、o_rx_mii_c の値は無効です。

o_rx_mii_valid o_rx_mii_do_rx_mii_c、および o_rx_mii_am_valid が有効であることを示します。
o_rx_mii_am_valid IPコアがイーサネット・リンク上で有効なアライメント・マーカーを受信したことを示します。

o_rx_mii_valid の値が0の場合、o_rx_mii_am_valid の値は無効です。o_rx_mii_valid の値は、IPコアによるo_rx_mii_am_valid のアサート中に低下することがあります。

図 27.  H-tile Ethernet Hard IPコアのRX MIIクライアント・インターフェイス