H-tile Ethernet Hard IPユーザーガイド: インテル® Stratix® 10デバイスおよび インテル® Agilex™ デバイス用

ID 683430
日付 12/08/2020
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ドキュメント目次

6.8. トランシーバー・リコンフィグレーション信号

トランシーバー・ダイナミック・リコンフィグレーション・レジスターにアクセスするには、トランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイスを使用します。このAvalon-MMインターフェイスにより、トランシーバー・レジスターにアクセスできます。

Avalon-MMインターフェイスでは、標準メモリーマップド・プロトコルを実装しています。Avalonマスターをこのバスに接続し、組み込みの インテル® Stratix® 10 Native PHY IPコアのレジスターにアクセスできます。

表 25.  Native PHYリコンフィグレーション・インターフェイスへのトランシーバー・リコンフィグレーション・インターフェイス・ポートこのインターフェイスの信号のクロッキングは i_reconfig_clk クロックによってされ、リセットは i_reconfig_reset 信号によってされます。各バスは、個々のトランシーバー・チャネルの信号の連結です。 IPコアには、4つの個別のトランシーバー・チャネルがあります。
ポート名 説明

i_xcvr_reconfig_write[3:0]

書き込み要求信号です。信号はアクティブHighです。

n レーンに対してコンフィグレーションされているトランシーバー・チャネルのトランシーバー・リコンフィグレーション・レジスターへの書き込みを要求するには、 i_xcvr_reconfig_write [n] をアサートします。

i_xcvr_reconfig_read[3:0]

読み出し要求信号です。信号はアクティブHighです。

n レーンに対してコンフィグレーションされているトランシーバー・チャネルのトランシーバー・リコンフィグレーション・レジスターへの読み出しを要求するには、i_xcvr_reconfig_read[n] をアサートします。

i_xcvr_reconfig_address[43:0]

アドレスバスです。書き込みまたは読み出しを行うトランシーバー・リコンフィグレーション・レジスターのレジスターアドレスの駆動を対応する11ビットの i_xcvr_reconfig_address で行います。例えば、レーン1のオフセット0x4E0にあるトランシーバー・リコンフィグレーションの値を読み出すには、i_xcvr_reconfig_address[21:11] の値0x4E0を駆動し、同時に i_xcvr_reconfig_read[1] をアサートします。

i_xcvr_reconfig_writedata[63:0]

書き込みデータバスです。i_xcvr reconfig_address[(11(n+1)-1:11n] では、i_xcvr_reconfig_writedata[16(n+1)-1:16n] 上の書き込みデータの書き込みアドレスを指定します。例えば、レーン1のオフセット0x4E0にあるトランシーバー・リコンフィグレーション・レジスター・アドレスに書き込むには、i_xcvr reconfig_address[21:11] のレジスターアドレスを駆動し、i_xcvr_reconfig_read[1] をアサートし、データを i_xcvr_reconfig_writedata[31:16] に書き込みます。

o_xcvr_reconfig_readdata[63:0]

読み出しデータバスです。i_xcvr reconfig_address[(11(n+1)-1:11n] では、 o_xcvr_reconfig_readdata[16(n+1)-1:16n] 上の読み出しデータの読み出しアドレスを指定します。例えば、レーン1のオフセット0x4E0にあるトランシーバー・リコンフィグレーション・レジスター・アドレスから読み出すには、i_xcvr reconfig_address[21:11] のレジスターアドレスを駆動し、i_xcvr_reconfig_write[1] をアサートします。そして、o_xcvr_reconfig_waitrequest[1] がデアサートされたら、o_xcvr_reconfig_readdata[31:16] のデータを読み出します。

レーンの o_xcvr_reconfig_readdata ビット範囲が有効なのは、対応するビットの o_xcvr_reconfig_waitrequest のデアサート後のみです。

o_xcvr_reconfig_waitrequest[3:0]

Avalon®メモリーマップド・インターフェイスがビジーであることを示します。i_xcvr_reconfig_write または i_xcvr_reconfig_read ビットは、アサートしたままにします。これは、対応するビットの o_xcvr_reconfig_waitrequest がデアサートされるまで続けます。
図 31. トランシーバーAvalonメモリーマップド (MM) インターフェイスを介したトランシーバー・リコンフィグレーションCSRへの書き込みトランシーバー・リコンフィグレーションCSRへの書き込みを実行する際の要件は次のとおりです。
  • 書き込み要求は、o_xcvr_reconfig_waitrequest がデアサートされるまでHighに保ちます (書き込み開始時に o_xcvr_reconfig_waitrequest がHighの場合)。
  • 書き込みコマンドをアサートした後、o_xcvr_reconfig_waitrequest がHighになるのを待ちます。書き込みコマンドは、o_xcvr_reconfig_waitrequest が再びLowになるまで保ちます。
  • 読み出しと書き込みを同時に実行することはできません。
  • 複数のCSRのアドレスが同じ場合、同じアドレスのCSRの値は変更せずに、読み出し-変更-書き込みを実行して目的のCSRを変更する必要がある場合があります。
図 32. トランシーバーAvalonメモリーマップド (MM) インターフェイスを介したトランシーバー・リコンフィグレーションCSRからの読み出しトランシーバー・リコンフィグレーションCSRからの読み出しを実行する際の要件は次のとおりです。
  • 読み出し要求は、o_xcvr_reconfig_waitrequest がデアサートされるまでHighに保ちます (読み出し開始時に o_xcvr_reconfig_waitrequest がHighの場合)。
  • 読み出しコマンドをアサートした後、o_xcvr_reconfig_waitrequest がHighになるのを待ちます。読み出しコマンドは、o_xcvr_reconfig_waitrequest が再びLowになるまで保ちます。
  • 読み出しと書き込みを同時に実行することはできません。