インテルのみ表示可能 — GUID: jcd1510287729888
Ixiasoft
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3.1. パラメーター・エディターのパラメーター
H-tile Ethernet Hard IPのパラメーター・エディターのパラメーターを設定して、H-tile Ethernet Hard IPコアのバリエーションや、シミュレーションおよびハードウェアのデザイン例のコンフィグレーションを行うことができます。
H-tile Ethernet Hard IPのパラメーターには、IPタブとExample Designタブの2つのタブがあります。Example Designタブの詳細に関しては、 Design Example User Guide を参照してください。
パラメーター |
範囲 |
デフォルト設定 |
パラメーターの説明 |
---|---|---|---|
General Options | |||
Ethernet Rate |
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100G |
IPコアのイーサネット・データレートを選択します。 |
Ethernet IP layers | MAC+PCS | IPコア・バリエーションのイーサネット・レイヤーのタイプを選択します。
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Ready latency | 0–3 | 0 | TXクライアント・インターフェイスのreadyLatency値を選択します。readyLatencyは、Avalon-STインターフェイスのプロパティーです。これにより遅延のクロックサイクル数を定義します。この遅延は、IPコアにより o_tx_ready 信号をアサートしてから、IPコアによるデータ受け入れがTXクライアント・インターフェイス上で可能なクロックサイクルまでです。Avalonインターフェイスの仕様 を参照してください。 PCS Only、OTN、およびFlexEのバリエーションでは、このパラメーターは効果がありません。 より長いレイテンシー (より大きな数値) を選択すると、タイミング・クロージャーが容易になりますが、代わりにMAC+PCSバリエーションのTXデータパスのレイテンシーが増加します。 |
MAC Options: Basicタブ
注: PCS Onlyのバリエーションでは、これらのパラメーターは無効です。
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|||
TX maximum frame size | 65–65535 | 1518 | IPコアによってイーサネット・リンク上で送信できる最大パケットサイズ (バイト単位)。このとき、TX統計情報カウンターのオーバーサイズ・パケットはレポートしません。 MAC+PCSバリエーションでは、全範囲をサポートします。PCS Only、OTN、およびFlexEのバリエーションでは、このパラメーターは無効で、デフォルト値の1518のままです。 |
RX maximum frame size | 65–65535 | 1518 | IPコアによってイーサネット・リンク上で送信できる最大パケットサイズ (バイト単位)。このとき、RX統計情報カウンターのオーバーサイズ・パケットはレポートしません。 Enforce maximum frame size パラメーターをオンにすると、IPコアではこのサイズ以上の着信イーサネット・パケットを切り捨てます。 MAC+PCSバリエーションでは、全範囲をサポートします。PCS Only、OTN、およびFlexEのバリエーションでは、このパラメーターは無効で、デフォルト値の1518のままです。 |
Enforce maximum frame size |
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False | IPコアによってオーバーサイズ・パケットの受信ができるようにするか、またはそのようなパケットを切り捨てるかを指定します。 |
Link fault generation option |
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OFF | リンク障害イベントに対するIPコアの応答を指定します。 双方向リンク障害処理は、イーサネット仕様、具体的にはIEEE 802.3に準拠しています (図81-11)。単方向リンク障害処理では、IEEE 802.3 Clause 66を実装しています。IPコアでは、ローカル障害に応答して、パケット間ギャップのリモート障害命令セットを送信しますが、着信リモート障害命令セットには応答しません。OFFオプションは後方互換用です。 |
Stop TX traffic when link partner sends pause |
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No | IPコアによりPAUSEフレームへの応答をイーサネット・リンクから行うために、TXトラフィックを停止するかどうかを選択します。このパラメーターは、フロー制御がディスエーブルの場合は無効です。フロー制御をディスエーブルした場合、IPコアでは、着信PAUSEおよびPFCフレームには応答しません。また、送信PAUSEおよびPFCフレームも生成しません。 このパラメーター値がNoの場合は、i_tx_pause 信号をTXクライアント・インターフェイスで使用して、 TX MACによってTXトラフィックを強制的に停止することができます。 フロー制御では、PCS、OTN、またはFlexE onlyのバリエーションではサポートされていません。PCS、OTN、または FlexE onlyのバリエーションを使用する場合は、Disable Flow Controlオプションを選択します。 |
Bytes to remove from RX frames |
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Remove CRC bytes | RX MACによりCRCバイトを削除するか、CRCおよびPADバイトを削除するか、または受信RXフレームをRX MACクライアントに渡す前に受信RXフレームからは何も削除しないかを選択します。PADバイトとCRCが必要のないダウンストリームの場合、このオプションによりダウンストリーム・パケット処理ロジックの必要性を減らすことができます |
Forward RX pause requests |
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False | RX MACによりRXクライアント・インターフェイス上の受信PAUSEフレームおよびPFCフレームを転送するか、内部処理後にドロップするかを選択します。
注: フロー制御がオフになっていると、IPコアでは、すべての着信PAUSEフレームおよびPFCフレームをRXクライアント・インターフェイスに直接転送し、内部処理は実行されません。その場合、このパラメーターは無効です。
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Use source address insertion |
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False | IPコアで、送信イーサネット・パケットの送信元アドレスの上書きをサポートするかどうかを選択します。使用するのは TXMAC_SADDR レジスター値で、オフセットは0x40Cおよび0x40Dです。このパラメーターがオンの場合、IPコアによってレジスターからのパケット送信元アドレスが上書きされるのは、i_tx_skip_crc の値が0のときです。このパラメーターがオフの場合は、IPコアによる送信元アドレスの上書きはされません。 送信元アドレスの挿入の適用先は、TX MACクライアント・インターフェイス上で提供されるPAUSEおよびPFCパケットです。ただし、PAUSEおよびPFCパケットのIPコアによる送信が、TX MACクライアント・インターフェイス上の i_tx_pause または i_tx_pfc[n] のアサートへの応答として行われる場合には適用されません。 |
TX MAC source address | 0–(248–1) | 0x00_11_22_33_44_55 | この送信元アドレスを使用して、IPコアにより TXMAC_SADDR レジスターをオフセット0x40Cおよび0x40Dで初期化します。
注: インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアのリリースv17.1では、デフォルト値がパラメーター・エディターに10進表記で7358829205と表示されます。この値を変更する場合は、新しい値を10進表記で指定してください。
注: インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアのリリースv17.1では、パラメーター入力フィールドは、 Use source address insertion パラメーターをオンにした場合のみ表示されます。パラメーター名は表示されません。将来のリリースでは、パラメーター名が表示される予定です。
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TX VLAN detection |
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True | IPコアTX統計情報ブロックによって、TX VLANフレームおよびStacked VLANイーサネット・フレームを通常の制御フレームとして扱うか、またはLength/Typeフィールドデコードを実行し、これらのフレームをVLAN統計情報に含めて、イーサネット・フレーム全体ではなく TxFrameOctetsOK カウンターのペイロードバイトをオフセット0x862と0x863でカウントするかを指定します。オンの場合、IPコアではTX統計情報でこれらのフレームをVLANフレームまたはStacked VLANフレームとして指定します。オフの場合、IPコアではこれらのフレームを通常の制御フレームとして扱います。 |
RX VLAN detection |
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True | IPコアRX統計情報ブロックによって、RX VLANフレームおよびStacked VLANイーサネット・フレームを通常の制御フレームとして扱うか、またはLength/Typeフィールドデコードを実行し、これらのフレームをVLAN統計情報に含めて、イーサネット・フレーム全体ではなく RxFrameOctetsOK カウンターのペイロードバイトをオフセット0x962と0x963でカウントするかを指定します。オンの場合、IPコアでは、RX統計情報でこれらのフレームをVLANフレームまたはStacked VLANフレームとして指定します。オフの場合、IPコアではこれらのフレームを通常の制御フレームとして扱います。 |
MAC Options: Specializedタブ
注: PCS Only、OTNおよびFlexEのバリエーションでは、これらのパラメーターは無効です。
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Enable preamble passthrough |
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False |
オンにすると、IPコアは、RXおよびTXプリアンブル・パススルー・モードになります。RXプリアンブル・パススルー・モードでは、IPコアはプリアンブルおよびSFDをイーサネット・パケットから取り除くのではなく、クライアントに渡します。TXプリアンブル・パススルー・モードでは、クライアントはイーサネット・フレーム内で送信されるプリアンブルを指定します。 |
Enable strict preamble check |
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False | オンにすると、IPコアによって拒否されるRXパケットは、プリアンブルが標準イーサネット・プリアンブル (0x55_55_55_55_55_55) 以外のものになります。 このオプションによって提供される追加の保護レイヤーは、誤ったスタートフレームに対するものです。これが発生する可能性があるのは、起動時またはビットエラー発生時です。 |
Enable strict SFD check |
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False | オンにすると、IPコアによって拒否されるRXパケットは、SFDバイトが標準イーサネットSFD (0xD5) 以外のものになります。 このオプションによって提供される追加の保護レイヤーは、誤ったスタートフレームに対するものです。これが発生する可能性があるのは、起動時またはビットエラー発生時です。 |
Average Inter-packet Gap |
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12 | 平均パケット間ギャップ (IPG) の最小値を指定します。IPコアではこれをTXイーサネット・リンク上で維持します。 デフォルト値の12は、イーサネット規格に準拠しています。 その他の値により、スループットの向上がサポートされます。 値が1の場合、データが使用可能になり次第、IPコアによるイーサネット・パケットの送信が可能な限り最小のギャップで行われるように指定します。IPGは、コアへの書き込み時にフレームデータ間に残すスペースに依存します。IPコアはイーサネット規格に準拠していませんが、アプリケーションによって平均ギャップおよびスループットの最大化が制御われます。詳細については、パケット間ギャップの生成および挿入のセクションを参照してください。 |
Additional IPG removed per AM period | 整数 | 0 | プロトコル準拠のために必要なデフォルトの数に加えて、IPコアによってアライメント・マーカー期間ごとに削除されるパケット間ギャップ数を指定します。 100GBASE-R4のバリエーションでは、デフォルト数は20です。 Additional IPG removed per AM period の値が1増えると、スループットの増加は、100GBASE-R4のバリエーションでは3ppmです。より大きなスループットの増加を指定するには、 Average Inter-packet Gap パラメーターを使用します。 |
PMA Options |
|||
PHY Reference Frequency |
|
644.53125MHz |
予想される着信PHY i_clk_ref リファレンス周波数を設定します。入力クロック周波数は、このパラメーターに指定した周波数と一致させてください (±100ppm)。 |
AN/LT Options |
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Enable AN/LT |
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False |
このパラメーターをオンにすると、IPコアによりオート・ネゴシエーションがサポートされます。その定義は、IEEE Standard 802.3-2015 Clause 73のとおりです。また、リンク・トレーニングもサポートされます。その定義は、IEEE Standard 802.3-2015 Clauses 92および93のとおりです。 このパラメーターがオフの場合、IPコアでは、オート・ネゴシエーションおよびリンク・トレーニングの機能はサポートしません。また、このタブの他のパラメーターは使用できません。 オート・ネゴシエーションおよびリンク・トレーニングの機能は、MAC+PCSバリエーションでのみ使用できます。 |
Status clock rate | 100–162MHz | 100MHz | 予想される着信 i_reconfig_clk 周波数を設定します。入力クロック周波数は、このパラメーターに対して指定した周波数と一致させる必要があります。 IPコアのコンフィグレーションはこの情報を使用して行われ、IPコアによってリンク障害抑制時間が正確に測定されるようにします (リンク障害抑制タイマー (IEEE 802.3のclause 73.10.2) の値を決定します)。 |
Auto-Negotiation |
|||
Enable Auto-Negotiation |
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True |
このパラメーターがオンの場合、IPコアに含まれるロジックによりオート・ネゴシエーションが実装されます。その定義は、IEEE Std 802.3–2015のClause 73に従います。このパラメーターがオフの場合、IPコアにはオート・ネゴシエーション・ロジックは含まれず、オート・ネゴシエーションは実行できません。 |
Link fail inhibit time |
500–510 ms |
504 ms |
リンクステータスがFAILまたはOKに設定されるまでの時間を指定します。リンクが失敗するのは、このパラメーターで指定した期間の経過後に、リンクステータスをOKに設定した場合です。詳細については、IEEE Standard 802.3–2015のClause 73 Auto-Negotiation for Backplane Ethernetを参照してください。 IPコアでは、 o_rx_pcs_ready 信号をアサートして、リンクステータスがOKであることを示します。 |
Enable CR Technology Ability |
|
True | このパラメーターがオンの場合、IPコアではデフォルトでCR機能をアドバタイズします。このパラメーターがオフでも、オート・ネゴシエーションがオンになっていると、IPコアではデフォルトでKR機能をアドバタイズします。 |
Auto-Negotiation Master |
|
Lane 0 |
オート・ネゴシエーションのマスターチャネルを選択します。 IPコアは、マスターチャネルを動的に変更するメカニズムを提供していません。パラメーター・エディターで設定した値は、動作中の変更はできません。 |
Pause ability–C0 |
|
True |
このパラメーターをオンにすると、IPコアによるイーサネット・リンク上の表示によって、対称一時停止がサポートされていることが分かります。その定義は、IEEE Std 802.3–2015のSection 2のAnnex 28Bのとおりです。 |
Pause ability–C1 |
|
True |
このパラメーターをオンにすると、IPコアによるイーサネット・リンク上の表示によって、非対称一時停止がサポートされていることが分かります。その定義は、IEEE Std 802.3–2015のSection 2のAnnex 28Bのとおりです。 |
Link Training |
|||
Enable Link Training |
|
True |
このパラメーターをオンにすると、IPコアにリンク・トレーニング・モジュールが含まれます。このリンク・トレーニング・モジュールによるコンフィグレーションでは、リモートのリンクパートナーTX PMDを最低のビット・エラー・レート (BER) に設定します。LTの定義は、IEEE Std 802.3–2015のClause 92のとおりです。 |
Number of frames to send at end of training |
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127 | トレーニングの完了後にローカルのリンクパートナーにより提供される追加のトレーニング・フレームの数を指定し、リンクパートナーがローカルレシーバーのステートを正しく検出できるようにします。 |
Enable Clause 72 PRBS11 generation |
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False | オンにすると、IPコアには、IEEE Std 802.3–2015のClause 92で指定されている25Gリンク・トレーニング・パターンに加えて、レガシーのClause 72 PRBSパターンを生成するロジックが含まれます。オフにすると、IPコアでは、IEEE Std 802.3–2015のClause 92で指定されている25Gリンク・トレーニング・パターンのみを生成します。 |
Link Training: PMA Parameters |
|||
VMAXRULE |
0–31 | 30 | 最大VOD を指定します。デフォルト値の30は、1200mVを表します。このデフォルト値は、デバイスが駆動する必要のある最大値です。 |
VMINRULE |
0–31 | 6 | 最小VOD を指定します。デフォルト値の6は、165mVを表します。このデフォルト値は、デバイスが駆動する必要のある最小値です。 |
VODMINRULE |
0–31 | 14 | 最小VOD を最初のタップに対して指定します。 デフォルト値の14は440mVを表します。 |
VPOSTRULE |
0–25 | 25 | プリエンファシスの内部アルゴリズムによって最適なポストタップ設定を決定する際にテストする最大値を指定します。 |
VPRERULE |
0–16 | 16 | プリエンファシスの内部アルゴリズムによって最適なプリタップ設定を決定する際にテストする最大値を指定します。 |
PREMAINVAL |
0–31 | 30 | プリセットのVOD 値を指定します。この値は、リンク・トレーニング・プロトコルのPresetコマンドによって設定されます。その定義は、IEEE Std 802.3–2015 のClause 72.6.10.2.3.1のとおりです。 |
PREPOSTVAL |
0–25 | 0 | プリセットのポストタップ値を指定します。 |
PREPREVAL |
0–16 | 0 | プリセットのプリタップ値を指定します。 |
INITMAINVAL |
0–31 | 25 | VOD の初期値を指定します。この値は、リンク・トレーニング・プロトコルのPresetコマンドによって設定されます。その定義は、IEEE Std 802.3–2015 のClause 72.6.10.2.3.1のとおりです。 |
INITPOSTVAL |
0–25 | 13 | 初期ポストタップ値を指定します。 |
INITPREVAL |
0–16 | 3 | 初期プリタップ値を指定します。 |
Configuration, Debug and Extension Options |
|||
Enable Native PHY Debug Master Endpoint (NPDME) |
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False | このオプションをオンにするとすると、Transceiver Native PHY IPに埋め込みPHY Debug Master Endpoint (NPDME) が含まれます。NPDMEでは、Avalon-MMスレーブ・インターフェイスに内部接続して、ダイナミック・リコンフィグレーションを行います。 NPDMEでは、トランシーバーのリコンフィグレーション・スペースにアクセスし、特定のテストおよびJTAG経由のデバッグ機能をSystem Consoleを使用して実行します。 |
Enable JTAG to Avalon Master Bridge |
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False | このオプションをオンにすると、Avalon-MMマスターブリッジへの内部JTAG接続がイネーブルされ、レジスター・リコンフィグレーションが行われます。この接続により、System ConsoleによるEthernet Link Inspectorの実行が可能になります。 |