このセクションでは、データ・パターン・ジェネレーター・コアとデータ・パターン・チェッカー・コアのレジスターマップについて説明します。
データ・パターン・ジェネレーターのコントロール・レジスター
表 389. データ・パターン・ジェネレーターのレジスターマップ
オフセット |
レジスター名 |
ベース + 0 |
Enable |
ベース + 1 |
Pattern Select |
ベース + 2 |
Inject Error |
ベース + 3 |
Preamble Control |
ベース + 4 |
Preamble Character (Lower Bits) |
ベース + 5 |
Preamble Character (Higher Bits) |
表 390. Enableフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
EN |
RW |
このビットを1に設定すると、データ・パターン・ジェネレーター・コアが有効になります。 |
[31:1] |
予約済み |
表29–4 に関する注意事項
- コアが有効になっている場合、EnableレジスターとInject Errorレジスターのみに書き込みアクセスがあります。他のレジスターへの書き込みアクセスはすべて無視されます。最初の有効なデータは、Enableビットが設定されてから4番目のサイクルで、 Avalon® -STソース・インターフェイスから現れます。コアが無効になっている場合、最終出力は次のクロックサイクルで見られます。
|
表 391. Pattern Selectフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
PRBS7 |
RW |
このビットを1に設定すると、T [7, 6] のPRBS7パターンが出力されます。 |
[1] |
PRBS15 |
RW |
このビットを1に設定すると、T [15, 14] のPRBS15パターンが出力されます。 |
[2] |
PRBS23 |
RW |
このビットを1に設定すると、T [23, 18] のPRBS23パターンが出力されます。 |
[3] |
PRBS31 |
RW |
このビットを1に設定すると、T [31, 28] のPRBS31パターンが出力されます。 |
[4] |
HF |
RW |
このビットを1に設定すると、0101010101…ビットの一定のパターンが出力されます。 |
[5] |
LF |
RW |
このビットを1に設定すると、10ビット・ワードの場合は1111100000、8ビット・ワードの場合は11110000の一定のワードパターンが出力されます。 |
[31:8] |
予約済み |
表29–5 に関する注意事項
- このレジスターはワンホットエンコードされており、パターン・セレクター・ビットの1つのみを1に設定する必要があります。他の設定に関してはすべて、動作は未定義です。
|
次のレジスターを使用すると、Error Injectビットを設定し、1ビットのエラーをストリームに挿入することができます。
表 392. Inject Errorフィールドの説明 (注1)
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
IJ |
RW |
このビットを1に設定すると、エラーがストリームに挿入されます。コアが有効になっている際にIJビットが1に設定されると、エラーが挿入された次のクロックサイクルでビットは0にリセットされます。 |
[31:1] |
予約済み |
表29–6 に関する注意事項
- データビートのLSBは、IJビットが設定されてから4番目のクロックサイクルで反転します (有効になっている際にシンクによってバックプレッシャーされていない場合)。エラーが挿入されているデータビートは、IJビットが1に設定されてから2サイクル以内にコアが無効になると、ソースから現れない場合があります。
|
次のレジスターは、プリアンブルを有効にし、プリアンブル文字を出力するサイクル数を設定します。
表 393. Preamble Controlフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
EP |
RW |
パターン生成の開始時にこのビットを1に設定すると、選択されているパターンに切り替える前にプリアンブル文字をNumbitsサイクルの間送信できるようになります。 |
[7:1] |
予約済み |
[15:8] |
Numbits |
RW |
プリアンブル文字を繰り返すビット数。 |
[31:16] |
予約済み |
次のレジスターは、ユーザー定義のプリアンブル文字 (ビット0から31) に使用されます。
表 394. Preamble Characterの下位ビットのフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[31:0] |
Preamble Character (Lower Bits) |
RW |
出力するプリアンブル文字のビット31から0を設定します。 |
次のレジスターは、ユーザー定義のプリアンブル文字 (ビット32から39) に使用されますが、ST_DATA_Wの値が32に設定されている場合は無視されます。
表 395. Preamble Characterの上位ビットのフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[7:0] |
Preamble Character (Higher Bits) |
RW |
プリアンブル文字のビット39から32を設定します。ST_DATA_Wの値が32に設定されている場合は無視されます。 |
[31:8] |
予約済み |
データ・パターン・チェッカーのコントロールおよびステータスレジスター
表 396. データ・パターン・チェッカーのコントロールおよびステータスレジスターのマップ
オフセット |
レジスター名 |
ベース + 0 |
Status |
ベース + 1 |
Pattern Set |
ベース + 2 |
Counter Control |
ベース + 3 |
NumBits (Lower Bits) |
ベース + 4 |
NumBits (Higher Bits) |
ベース + 5 |
NumErrors (Lower Bits) |
ベース + 6 |
NumErrors (Higher Bits) |
表 397. Statusフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
EN |
RW |
このビットを1に設定すると、パターンチェックが有効になります。 |
[1] |
LK |
R |
ロック状態を示します (このビットへの書き込みは無効です)。 |
[31:2] |
予約済み |
表29–11 に関する注意事項
- コアが有効になっている場合、StatusレジスターのENビットとcounter control レジスターにのみ書き込みアクセスがあります。他のレジスターへの書き込みアクセスはすべて無視されます。
|
表 398. Pattern Selectフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
PRBS7 |
RW |
このビットを1に設定すると、データがT [7, 6] のPRBS7パターンと比較されます。 |
[1] |
PRBS15 |
RW |
このビットを1に設定すると、データはT [15, 14] のPRBS15パターンと比較されます。 |
[2] |
PRBS23 |
RW |
このビットを1に設定すると、データはT [23, 18] のPRBS23パターンと比較されます。 |
[3] |
PRBS31 |
RW |
このビットを1に設定すると、データはT [31, 28] のPRBS31パターンと比較されます。 |
[4] |
HF |
RW |
このビットを1に設定すると、データは0101010101…ビットの一定のパターンと比較されます。 |
[5] |
LF |
RW |
このビットを1に設定すると、データは10ビット・ワードの場合は1111100000、8ビット・ワードの場合は11110000の一定のワードパターンと比較されます。 |
[31:8] |
予約済み |
表29–12 に関する注意事項
- このレジスターはワンホットエンコードされており、パターン・セレクター・ビットの1つのみを1に設定する必要があります。他の設定に関してはすべて、動作は未定義です。
|
次のレジスターにより、NumBits、NumErrors、および内部カウンターのスナップショットをキャプチャーし、リセットを行います。
表 399. Counter Controlフィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[0] |
SN |
W |
このビットに1を書き込むと、受信しているビット数とエラービット数が内部カウンターからそれぞれのNumBitsおよびNumErrorsレジスターに同じクロックサイクル内でキャプチャーされます。 コアを無効にした後でこのビットに1を書き込む場合でも、正しい値が内部カウンターからNumBitsおよびNumErrorsレジスターにキャプチャーされます。 |
[1] |
RST |
W |
このビットに1を書き込むと、すべての内部カウンターと統計情報がリセットされます。このビットは、リセットプロセス後に自動的にリセットされます。コアの再有効化では、内部カウンターの受信ビット数と受信エラービット数は自動的にリセットされません。 |
[31:2] |
予約済み |
次のレジスターは、64ビットのビット・カウンター・スナップショット値の下位ワードです。このレジスターは、コンポーネントのリセットがアサートされた場合、もしくはRSTビットが1に設定された場合にリセットされます。
表 400. NumBits (Lower Word) フィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[31:0] |
NumBits (Lower Bits) |
R |
NumBits (受信ビット数) のビット31から0を設定します。 |
次のレジスターは、64ビットのビット・カウンター・スナップショット値の上位ワードです。このレジスターは、コンポーネントのリセットがアサートされた場合、もしくはRSTビットが1に設定された場合にリセットされます。
表 401. NumBits (Higher Word) フィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[31:0] |
NumBits (Higher Bits) |
R |
NumBits (受信ビット数) のビット63から32を設定します。 |
次のレジスターは、64ビットのエラー・カウンター・スナップショット値の下位ワードです。このレジスターは、コンポーネントのリセットがアサートされた場合、もしくはRSTビットが1に設定された場合にリセットされます。
表 402. NumErrors (Lower Word) フィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[31:0] |
NumErrors (Lower Bits) |
R |
NumErrors (受信エラービット数) のビット31から0を設定します。 |
次のレジスターは、64ビットのエラー・カウンター・スナップショット値の上位ワードです。このレジスターは、コンポーネントのリセットがアサートされた場合、もしくはRSTビットが1に設定された場合にリセットされます。
表 403. NumErrors (Higher Word) フィールドの説明
ビット |
ビット名 |
アクセス |
説明 |
[31:0] |
NumErrors (Higher Bits) |
R |
NumErrors (受信エラービット数) のビット63から32を設定します。 |