インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン上の推奨事項

ID 683082
日付 4/13/2020
Public

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ドキュメント目次

2.3.6.7.2. NSS-30012: Design Contains Latches

内容

ラッチは、2組の2入力組み合わせロジック(コンパイラーがロジックセルに実装する)が組み合わせループを使用して相互結合される構造です。これらの組み合わせループは、1つのロジックセットの出力を他のロジックセットの入力に駆動します。

注: 多くの場合、RTLコーディング・エラーが原因でラッチが観察されます。このルールは、これらのRTLエラーをキャッチするのに役立ちます。

ラッチにより、デザインでグリッチやあいまいなタイミングが発生し、デザインのタイミング解析が困難になる場合があります。さらに、ラッチは、デザインに大きな安定性と信頼性の問題を引き起こす可能性があります。これは、ラッチ内の組み合わせループの動作が、組み合わせループのロジックの相対的な伝播遅延に依存することが多く、異なる動作条件下で組み合わせループの動作が異なるためです。

図 64. SRラッチ 
図 65. SRラッチに基づくDラッチ 

推奨度

デザインにラッチを含めないでください。

重大度

High

ステージ

Analysis and Elaboration

デバイスファミリー

  • インテル® Arria® 10
  • インテル® Cyclone® 10 GX