インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン上の推奨事項

ID 683082
日付 4/13/2020
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ドキュメント目次

1.6.4.1. ステートマシンの電源投入

インテル® Stratix® 10デバイスの場合、レジスターが同じセクターにない場合、レジスターは必ずしも同じクロックサイクルで起動しません。この事実は、ステートマシンが未定義の状態になると、ステートマシンで問題を引き起こす可能性があります。

ワン・ホット・エンコードされたステートマシンは、未定義のステートの数が法的なステートの数と比較して大きいため、特にこの問題の影響を受けやすくなっています。タイミングレジスターがロジックまたはルーティング全体でリタイムすると、1つのステートマシンの異なるステートレジスターが異なるセクターにある可能性が高くなるため、リタイミングもこの問題のリスクを高めます。

このリスクを軽減するために、コンパイラーは、 インテル® Stratix® 10デザインのための6以下の状態のすべてのステートマシンに対して自動的にSafe State Machineを使用します。このSafe State Machine設定は、ステートマシンが未定義の状態になると、強制的にリセット状態に戻します。コンパイラー、結果の品質への影響が大きくなる可能性があるため、Safe State Machineを6状態を超える状態マシン、または インテル® Arria® 10あるいは インテル® Cyclone® 10 GXデバイスに自動的に使用しません。