インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのユーザーガイド: デザイン上の推奨事項

ID 683082
日付 4/13/2020
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ドキュメント目次

2.3. Design Assistantを使用したデザイ・ンルール・チェック

デザインルール違反を回避することで、デザインの信頼性、タイミング・パフォーマンス、ロジック使用率が向上します。 インテル® Quartus® Primeソフトウェアには、Design Assistantツールが含まれています。

Design Assistantは、各段階での健全性チェックとガイダンスにより、各反復の時間を最小化することにより、デザインを閉じるためのデザイン反復の総数を減らして生産性を向上させます。

イネーブルすると、Design Assistantは、Intel FPGAが推奨するデザインガイドラインの標準セットに対する違反を報告します。Compilation FlowモードでDesign Assistantを実行すると、ステージ完了時にそのステージに関連する違反を表示できます。あるいは、Design AssistantはTiming AnalyzerやChip Plannerなどのツールの解析モードで使用できます。

  • Compilation Flow Mode—1つ以上のコンパイル段階で自動的に実行されます。このモードでは、Design Assistantはコンパイル中にインフロー(一時的な)データを使用します。
  • Analysis Mode—Timing AnalyzerおよびChip PlannerからDesign Assistantを実行して、コンパイルフローを進める前に、特定のコンパイル段階でデザイン違反を解析します。分析モードでは、Design Assistantは静的コンパイルスナップショットデータを使用します。

Design Assistantは、各ルール違反を次のいずれかの重大度レベルで指定します。Design Assistantでデザインにチェックインするルールを指定して、デザインにとって重要ではないルールチェックを排除できます。

表 3.  デザイン・アシスタントのメッセージの重要度レベル
カテゴリー 変更内容 重要度レベル
重大 ハンドオフの問題に対処 レッド
High 機能障害を引き起こす可能性があります。デザインデータが欠落しているか誤っている可能性があります。 オレンジ
Medium f MAXまたはリソース使用率の結果の品質に潜在的に影響します。 褐色
Low ルールは、RTLコーディングガイドラインのベストプラクティスを反映しています。 ブルー
コンパイル時間を最小限に抑えるため、で説明されているように、多くのDesign Assistantチェックがデフォルトでディセーブルなっているため、コンパイラーが検証に費やすチェックを決定できます。